第一種電気工事士

第一種電気工事士の受験資格とは?合格率や勉強方法について伝授!

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第一種電気工事士は電気系工事資格の中では上位の資格で、第二種では携わることが出来なかった範囲まで工事をすることが出来ます。電気工事のスペシャリストを目指す場合には必須になってくる資格です。今まで取得していなかった方は是非とも取得をおすすめします。

そんな第一種電気工事士ですが、資格を取得する場合には実務経験が必要になってくるなど、第二種に比べて少々特殊な条件があります。また、第二種とも勉強方法が異なってきますので合格までどのように勉強すればいいのかなどを紹介していきます。受験を考えている方は是非とも参考にしてみてくださいね。

1.第一種電気工事士の受験資格を知ろう

第一種電気工事士は電気系の工事資格の中では上位の資格です。電気工事のスペシャリストを目指すならば、取得しておきたいものの一つといえるでしょう。実務経験が非常に重要になってくるため、ここでは第一種電気工事士の受験資格について紹介します。

実務経験が足りている場合

第一種電気工事士は試験だけならば、第二種電気工事と同じく特に資格などの制限はありません。申込みをすれば誰でも受験をすることができますが、免許の発行には実務経験が必須になっています。つまり資格試験を合格したとしても実務経験が足りない場合は、第一種電気工事士を名乗ることはできません。

その実務経験は5年以上とされています。試験合格後、免状を申し込む際に実務経験の証明が必要になります。

実務経験が足りない場合

前述の通り 免許を取得するには実務経験が必須ですが、試験自体は誰でも受けることができます。 そのため最初から第一種電気工事士を目指す方は、第二種合格後にすぐに第一種電気工事士に申し込むという方法もあります。

2.受験資格保有者が第一種電気工事士を取得するメリット

第一種電気工事士は非常に需要がある人気のある資格の一つです。そんな第一種電気工事士を取得する場合のメリットについてここでは紹介していきます。

転職に活用することができる

一番のメリットは転職に活用できる点です。第一種電気工事士は電気関連の資格の中では上位の資格で、第二種と比べても工事に携われる範囲は非常に広いです。工場や大型ビルの電気を扱う場合は基本的にこの資格が最低限必要になってきます。そのため、この資格は単体だけでも有効な資格の一つです。

工事系の資格は単体では基本的に機能しにくい資格や実務経験が足りないと、そもそも取得できないものが多く、取得するのにも時間がかかるケースがほとんどです。この第一種電気工事士も免許の発行には5年の実務経験が必要です。しかし、この第一種電気工事士は比較的取りやすい上に汎用性が高く、需要も大きいので転職でも役立ちます。

第一種電気工事士を持っていれば、電気工事の仕事を中心に転職をすることは出来ます。転職をしなくとも電気工事を取得できれば、電気工事の仕事をすることができるため、今までできなかった業務に着手できるなど幅は広がります。

第二種の場合は未経験でも問題ないですが、第一種が転職の際に最も求められることはやはり実務経験です。特に建設業界では、資格も重要ですが経験が非常に重要です。理由は全く同じ作業で終わらせられる現場は無いからです。現場は生き物なんて言葉もあるぐらいに変化が激しいのです。

そのため、資格を取得して経験が足りないと現場でのスムーズな対応というのは非常に難しいです。業界的にミスが命取りになることも珍しくないため、余計に責任者は慎重にならざる負えないのです。そのため、上級資格に求められるものは、現場での対応力も含めた経験なのです。

責任者に任命されることがある

第一種電気工事士は前述の通り、工事だけでなく幅広い業務をこなすことも多いです。また、現場経験も豊富な第一種電気工事士は作業の主任者や職長に任命されることも多く、現場での打ち合わせなども多くなるでしょう。

第一種が必要のない現場だったとしても、複数人で行動している場合は最も現場経験の豊富な第一種電気工事士が作業の主任者に選ばれることが多いです。それだけ作業者として以上に現場の責任者としての需要が大きいのです。

企業の採用担当としては、もちろん第一種が必要な現場があるため作業員を募集していることもあります。しかし、それ以外にも現場経験を重視して作業の主任者として即働いてくれる即戦力として期待している場合も多いのです。

実務経験をアピールできる

第一種電気工事は大規模な商業ビルや工場での作業など、第二種とは作業の規模も格段に広がります。場所によっては第一種以外は入場できないという現場も珍しくありません。そのような環境の中で、電気工事士に求められるのは現場での様々な対応力です。

現場は日々変化してきており、その瞬間に合わせた対応などが必要になってきます。伝達ミスや他の工事業者とスケジュールが被ることや、元請けとの問題など、はっきり言って全くマニュアル通り、スケジュール通りに行くことはありません。

この時に電気工事士としてのキャリアが現場では物を言います。第二種との一番の違いはここでしょう。第二種の場合は現場が未経験でもなれるため、現場のあらゆる状況に対しての対応が正直不十分なところは多々あります。

しかし、第一種は最低でも現場経験が5年以上の人ばかりですので、現場経験は非常に豊富と言えるでしょう。ある程度のトラブルは柔軟にこなすことが出来ます。この現場を柔軟にこなすという能力が、工事においては資格以上に意味を持ってくるのです。

他にも元請けとの調整や他の業者との相談など、現場では様々なことを要求されます。工事以外にもこれらの幅広い業務をこなすことが現場では求められます。ある現場では施工管理もやらなくてはいけないかもしれませんし、ある現場では図面を書かないといけないかもしれません。

このような工事以外にも、現場経験を活かした様々な業務が必須事項になってくるのです。そのため第一種電気工事士には幅広い業務への対応力が転職時にも求められます。

3.第一種電気工事士の受験資格別、最適な勉強方法

第一種電気工事士の試験は筆記試験と実技試験の2つに別れています。また、実務経験が資格の発行条件になってくるため、手順を間違えると資格の発行が遅くなってしまいます。ここでは受験資格別に最適な勉強法を解説していきます。

実務経験が足りている場合は実技を中心に

第一種電気工事士の場合は実務経験が足りている方は筆記試験よりも実技試験を中心に対策したほうがいいです。筆記試験はマークシートで難易度もそれほど高くないため、適切に勉強をしていればそこまで苦戦しないでしょう。実技試験は一つのミスで落ちてしまうこともあるため対策が必須です。

しかし、この実技試験も非常に難しいということではありません。事前に10問の例題が検定協会側から出題されます。本番ではこの中の1問が実際の試験として使われるという事前に答えがわかる試験となっています。そのため、実技も練習を重ねればそんなに苦戦はしないでしょう。

ただし、実技試験は60分以内にすべての工程を完成させなければ失格です。練習を重ねれば問題はありませんが、本番を意識した練習をする必要があります。しっかりと時間制限をかけて最適な手順で完成できるように意識して練習を重ねてください。

慣れた作業だとしても、一つのミスで試験に落ちてしまいます。油断せずに焦らず対策をすれば、基本的には問題無いと思います。

実務経験が足りない場合はテキストを反復しましょう

第一種電気工事士は第二種より内容は難しくなってはいます。ですが、特別に難しい問題があるわけではなく、基本的には電気工事における理論を確認するための資格です。そのため、全く勉強しなければ難しいですが適切に対策を行えばそこまで難しい問題はでません。

問題は過去問やテキストから似たような問題が出題される傾向にあるため、まずはテキストの反復練習で基礎理論を頭に入れて、電気工事がどのようなものであるかを理解する必要があります。基本的な考え方が理解できれば問題自体はそこまで難しくないでしょう。

第二種からそのまま受ける方は、概要をしっかりと理解することが大切です。それが出来れば、そこまで理不尽に難しい試験ではありません。

4.第一種電気工事士の難易度

第一種電気工事士の難易度はそこまで高くありません。免許の発行には実務経験が必要ですが、反対にそれ以外は誰でも受験できます。筆記と実技がありますが、どちらも対策が可能でしっかりと勉強すれば合格できる難易度となっています。

しかし、社会人など勉強時間もなかなか取ることが出来ないという人も多いかもしれません。「もっと効率的に楽に資格を取得したい」という、そのような方にはSATがおすすめです。SATなら最先端の動画形式の講義でスマートフォン対応のため、TVを見る感覚でいつでもどこでも勉強ができます。

また、独学では分かりづらいところも選りすぐりの講師が分かりやすく解説してくれます。もちろん筆記・実技の両方をしっかりカバーしていますので、この講座1つで完結できます。手軽で必要なところをわかりやすく勉強したい場合はSATがおすすめです。

5.まとめ

第一種電気工事士は根強い人気を誇る資格の一つです。工事系の資格の中でも最上位の資格で一度取得すれば非常に汎用性が高く、転職やスキルアップなど様々な場面で活躍します。電気工事士をすでに取得していて、スキルアップを考える方なら、早めに取得しておきたい資格です。

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