技能試験について 第二種電気工事士試験と比べ、若干複雑になります
例年公表問題から出題される。基本的には第二種電気工事士と同じように作るのだがKIPケーブルなど剥きにくいケーブルが使用される。
また第二種電気工事士の技能試験に比べ若干複雑なリレー回路やシーケンス的なもの、動力を使った問題なども出題されるが技術的に考えるとそれほど難しいわけではない。
しかし公表問題はすべて複線図を書けるようにし、練習も必要ではある。
試験センターより判定基準は公開されているのでそれを踏まえてしっかりとした対応が必要である。
01
施工条件について
技能試験において欠陥が1つでもあるとその時点で失格となってしまいます。基本的なことなのだが施工条件をちゃんと確認しないで思い込みで作成してしまい不合格になることはよくあります。
電線の色、器具の位置、接続方法なども細かく指示されるので確実に条件通りに作ることが重要です。
また第二種電気工事士と違う点としてKIPケーブルを端子台に取り付ける作業などがある。
どのような施工が適切なのか、失格になる施工方法はどういったものか、事前に把握しておくことが大切である。
過去問より、施工条件の例電気技術者試験センターHPより
02
複線図について
図面の単線図より複線図を作成することについて、基本的にはよほど施工に慣れていない場合は複線図を作成したほうが確実です。
公表問題を十分吟味してどの問題がでても正しい複線図を素早く書けるように学習することが必要です。
過去問より、複線図の一例 電気技術者試験センターHPより
SAT講座より、実際に上記問題を作成している様子です。
施工条件通り作るのはもちろんのこと、素早く確実にケーブル処理をするこつや、効率の良い作業の流れなども説明しながらの講座になる。
03
施工について
器具への差し込みや心線の剥きの長さ、輪っか作りなど事前にしっかり練習しておかなければ本番で上手に作成するのは難しいでしょう。
SATの講座より KIPケーブル処理について