勉強を始める前に 危険物取扱者試験は我々の身の回りで起こる身近な現象や、ガソリンスタンドなどの周囲に存在するものを題材に試験が行われています。
暗記や計算できることが一番ではなく、身の回りで起こる自然現象等はどのように起こっているのか、目に見えない世界でどのような変化が起こっているのか等、理解に重きを置く学習が大切です。理解すれば応用が利き、忘れることもありません。
独学は可能です 手当たり次第に勉強するのではなくイメージで本質をつかむことが大切です。
独学の方は分厚いテキストを隅から隅まで読んで、片っ端から暗記するよりも、イメージで本質をつかむことが大切です。身近な現象や物事に置き換えるクセを付け、理解する力を身に付けることが合格への最短経路となります。
計算問題は3~4問程度の出題数です。苦手意識を持たれている方の多くはすべて解き方を暗記しようとします。 そのような解法では、少し問題を変えられると対応できません。遠回りに思えますが、やはり基本をしっかりと固めることが大切です。
必要な勉強時間 独学では1~3ヶ月、40~60時間程。SATでは4分の1の15時間で合格を達成出来るよう教材が作られています。
試験の実施主体となる都道府県ごとに実施頻度が異なりますが、東京都はほぼ毎週実施されています。その他の都道府県では、毎月もしくは二か月に1回程度の実施となっています。定期的に試験を行っていることから、その試験日程に合わせた勉強時間をマネージメントすることがカギです。
社会人としてすでにお仕事をされている方であれば、平日は仕事に追われることで勉強時間の確保は土日に集中するかもしれません。よって、自身にあった勉強時間(寝る前30分×平日20日=10時間分にプラス土日の問題解く時間)を管理・確保することが大切です。
効率的に学習するために 危険物取扱者試験の押さえるべき3つのポイント
危険物取扱者の勉強は、以下のポイントを押さえましょう。
不得意や苦手科目を作らない
出題される分野は3科目(物理・化学、危険物の性質と消火・燃焼理論、法令)で、合格ラインは、各科目60%以上の正答率かつ全体の正答率も60%以上となっています。つまり、苦手科目や不得意が少しでもあると、科目による足切りで不合格となります。
例えば「苦手な項目がある方」の場合
- 物理・科学:10点
- 危険物の性質:7点
- 法令:5点
上記では、全体の正答率は60%超ですが、法令が60%を超えていないため不合格となります。合格するための最低得点は
- 物理・科学:6点
- 危険物の性質:6点
- 法令:9点
となります。苦手を作らずに、各科目が満遍なく得点できるように学習を進めることが肝心です。
自己分析をして、満遍なく勉強しない
先ほどは各科目を満遍なく得点するようにとアドバイスをしているのに、ここにきて満遍なく勉強するなと言うのは何とも奇妙な話です。
ここでは、3科目に対する皆さんの相性やこれまでの学習経験等を勘案して自己分析をしてください。
確かに、3科目を満遍なく得点しようと思えば、勉強時間を均等に3分の1ずつ割り振ればよいと思うのはごく普通の事です。
しかし、例えば中学・高校と理系で物理・化学や数学が得意だという人は、この分野はサラッと見ておき他の分野へ注力することが効率よい学習法になります。
法学部や商学部等の出身で、法律特有の言い回しに慣れている方であれば、法令の学習時間を少なくし、物理・化学に学習の比重を置くこともよいかもしれません。
つまり、いきなりテキストを満遍なく読むのではなく、自己分析を行い得意・不得意を明確にしてから学習を始めることで、本当の意味で満遍なく学習でき、合格点をとることができます。
テキストを読み良質な問題をどれだけ解くかがカギ
市販の問題集は相当なページ数を割いて大量の問題が列記されているものが少なくありません。
数をこなすことで、「習うより慣れろ、質より量」の考え方で知識が定着したり、見たことがある問題等も多くなることは、合格に近づく一つの方法としては間違っていません。しかし、限られた時間の中で相当な数をこなすことは、非効率です。
SATでは「量より質」を求め、本質の理解を問う問題、他科目との関連性の高い問題、過去問題を分析して他に応用・発展できる問題を準備して、他社のテキストより平均で30%以上問題数を少なくしています。
その為、効率よく合格ラインに到達できます。
SATで勉強を始めた方の合格体験談
教材・DVDを繰り返し聞くことで、自信持って試験に臨むことができました
最初手にしたときは非常にテキストも薄くて。あとDVD。これ大丈夫なの?っていうようなそういう感じはしたんですが、まずはDVDをテキストを見ないでいきなり聞くっていうことで、非常に先生の講義もわかりやすくおもしろく。勉強してるっていう感じはなしにどんどんどんどん見てしまったような感じで、時間を忘れるぐらいのDVDを見てましたね。だから学習をするっていう感覚でなくて、どっかの講習会を聞いてるっていうような、そういう気楽な感覚で危険物の世界に入れたかなということで。それから理解度が進んでいったのを実感できました。
野口誠二 様
具体的な勉強方法・カリキュラム
あなたのレベルに合わせて合格プランを決めましょう。
効率的な勉強方法をお伝えいたします。