試験対策 試験は全て選択式のマークシート。選択肢の中から正解を導き出せる力が必要 。
過去問の重要度は高いため、十分な学習をしておく
毎年、出題される内容に傾向があるため、頻出内容や類似問題を確実に正解できれば合格の可能性は高まります。
そのため過去問の学習は非常に効果的な試験対策だと言えます。
過去問の学習が進むほど、類似した問題に繰り返し当たることになるため、自然と得点力が上昇していきます。
ただし、状況が変化すると法令は改定されることもあるため、10年以上前の過去問は避けるようにしてください。
直近10年以内の過去問を繰り返し学習することをおすすめします。
択一式マークシート形式の出題だが、十分な知識が必要
試験問題は、択一式マークシート形式の出題なので、取り組みやすく感じるかもしれませんが、実は、そのようなことはありません。
ほとんどの問題が、選択肢の中から1つだけ正しい文章を探し出せれば良いという訳ではなく、選択肢の中から正しい文章をすべて探し出す必要があるからです。
そのため、選択肢を消去法で判断しづらく、あやふやな知識だと正解にたどり辿り着けない可能性が高くなります。
学習の時点から、正解したから良しとするのではなく、なぜ正しいのかを根拠を持って回答できるようにする必要があります。
問題数が少ないため、苦手分野がないようにする
各科目の出題数は、法令が20問、保安管理技術が15問の構成となっており問題数の少ない試験です。
これは、1問の失点が合格に大きく響くことを意味しています。
さらに、合格基準が全科目の総得点ではなく、各科目で60%以上の正解となっているため、得意分野を作るよりも、苦手分野を克服することを重要視する必要があります。
科目免除制度の利用も選択肢の一つ
科目免除制度の利用するメリットは、「法令」の科目に絞って試験対策が可能なところです。
科目免除で国家試験を受験した場合の合格率は、毎年80%ほどの高水準で推移しており、特に、「保安管理技術」の科目が苦手な方には、非常に魅力的に感じるでしょう。
科目免除制度のデメリットは、以下のことが考えられます。
- 4日間の講習を受講する時間が必要なこと
- 講習の受講費用に2万円以上必要なこと
- 講習の修了検定と国家試験の2つの試験に合格する必要があること
- 受講会場が各都道府県にないため、場合によっては他県で受講することになること
メリットとデメリットを加味して受験方法を検討してください。