あなたに合わせた学習スケジュール 4科目を満遍なく学習できるように、学習スケジュールを立てましょう。
はじめて受験する方や、試験に慣れていない方。
- 初めての受験で、事前知識もまったくない初心者の方。
- 試験が苦手な方や、物理・化学が苦手な方。
- 現在、他業種に勤務しているが、防災関連業界への転職を検討している方。
物理・化学が得意な方、以前、関連する内容を学習したことがある方。
- 専門学校や大学で関連する内容の学習経験がある方。
- 試験に慣れている方や物理や数学が得意な方。
- 以前、資格取得を目指し学習経験があるが、途中で挫折した方。
現在、消防設備に関わる仕事に従事している方や、過去に受験経験がある方。
- 現在、実務についていており、事前知識が備わっている方。
- 過去に受験し、今回が2回目以上の受験となる方。
- 他の消防設備士の資格をすでに取得済みの方。
1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目
- 1日2時間を目安に学習時間を確保してください。最初の科目である消防関係法令は、法令で規定されている内容を憶える必要があり、記憶量が多い科目です。消火設備の設置基準に関する内容や、防火対象物ごとに必要な検査内容は、年数や面積、高さなど数値もしっかりと憶える必要がありますので、知識として定着するまでに時間がかかります。隙間時間を利用した反復学習も有効な手段となります。
- 知識問題の他、計算問題が出題されます。摩擦や回転モーメントなど物理系の計算となるので、苦手意識を持つ方が多いですが、計算自体は比較的単純なので、公式を把握して計算問題の練習を繰り返してください。知識問題も金属材料の特性など細かく問われるので、整理して憶えていく必要があります。
- 受験の対象になっている消火設備について細かく問われます。実際の消火設備をイメージしながら学習する必要があるので、文字だけでなく、図やイラストを見ながら学習することがポイントとなります。実技試験にも関わる内容なので、あやふやな部分があるようなら、十分に時間をかけて学習を継続してください。
- 過去問は最新5年分を最低3回は繰り返してください。足切りラインを下回った科目は、テキストやDVD視聴をして再度確認をしましょう。最低8割以上が取得できるまで学習を繰り返しましょう。
- 実技試験は、写真やイラストを見て記述で回答します。乙種のそれぞれ対象となる消火設備や工具に関する出題が主となります。しっかりと名称を憶えておかないと記述出来ないので繰り返し練習し対応してください。目で確認するだけでなく、必ず手を使って書くようにして練習を重ねてください。
1ヶ月目
2ヶ月目
- 1日2時間を目安に学習時間を確保してください。法令で規定されている内容を問われる科目で、記憶量が多くなります。すでに知識の中にある内容にも確認のため目を通し、知識になかった内容を中心に学習を進めてください、10日ほどを目途に学習し、余裕があれば過去問で練習をするのも良いでしょう。
- 知識問題は、一通り学習した後、知識不足である部分を中心に学習をすすめます。計算自体や各公式は物理・化学が得意な方は得点源になります。十分に練習を積み本番でも得点できるようなレベルまでにしておきましょう。
- 受験の対象となる消火設備について細かく問われます。この科目は、実技試験の得点につながるので、多少事前知識があっても、入念に学習を進めてください。
- 過去問は最新5年分を最低3回は繰り返してください。あやふやな判断で回答している問題は、正解であってもテキストやDVD視聴をして再度確認をしましょう。常に8割以上が取得できるようなるまで学習を継続します。
- 実技試験は、写真やイラストを見て記述で回答します。主に消火設備や工具に関する出題されます。目で確認するだけでなく、必ず手を使って書くようにして練習を重ねてください。
1〜2週間
3〜4週間
- 毎日の学習は、1.5~2時間を確保してください。ある程度事前知識がある方なので、知識不足である内容を中心に学習し、4日間を目安に知識の補完作業をしていきましょう。
- 他の科目より分量は少ない科目なので、3日で一通り終え、1日は計算問題か、過去問で練習を進めて実践力を養いましょう。
- 最も問題数が多い科目ですが、実務経験がある方はイメージしやすく、分量の割に学習しやすい内容となります。ただし、この科目は、実技試験の得点にもつながるので4日間を十分に使用して学習してください。
- 過去問は最新3年分を最低3回は繰り返してください。常に8割以上が取得できるようなるまで学習を継続し、余裕があれば、他の過去問にも挑戦し、9割以上取得できるようなら、テキストやDVD視聴で総復習をしていただくと良いでしょう。
- 実技試験は、写真やイラストを見て記述で回答します。主に消火設備や工具に関する出題されます。目で確認するだけでなく、必ず手を使って書くようにして練習を重ねてください。
消防関連法令(10問)
消防関連法令は、乙種のすべてに共通する問題と、類ごとの専用問題があります。
この科目は消防設備に関する専門用語が頻繁に登場するので、はじめて学習する方は苦労するかもしれません。
名称のほか、法令で定められた検査の周期年数や、面積などの数値も記憶する必要があるため、暗記量が多い科目です。 似たような用語も出来てきますので、この用語は何を示すのかを区別して学習を進めてください。
乙種全体に共通する内容も学習するので、他の乙種の試験を目指す方は、後に役立ちます。
基礎的知識(5問)
基礎的知識では、5問しか出題されないため、この科目で失点が多くなると足切りラインを下回る危険性があり、最も足切りに気をつけるべき科目となっています。
知識問題の他に、計算問題や公式が問われるのが特徴です。物理や化学が苦手な方は、マスターするために練習が必要となりますが、足切りラインの関係上敬遠はできません。
知識問題も物理・化学よりの内容なので、苦手な方は十分に時間をかけて対策をしなければいけません。
本試験でも見直しを入念にすることを心がけてください。
構造・機能・設備(15問)
構造・機能・設備では、受験する類の消火設備について問われます。問題数が最も多く、15問出題される科目です。
乙種4類なら感知器、乙種6類なら消火器に関する内容が中心となります。
文字ベースの学習だけでは理解不足となる恐れがあるので、図やイラストと共に、イメージしながら把握していく必要があります。
この科目の理解度は、実技試験の得点に直結するので、合格のカギとなる科目となります。
実技試験(5問)
実技試験という科目名ですが、実際に何かを操作したり、作成したりする訳ではありません。
写真を見て、名称や役割、操作方法などを記述で回答する方式です。
とにかく練習を積み重ねることが重要で、練習する際は、必ず本番と同じように、手を動かして書く作業を怠らないようにしてください。