試験対策 試験は全て選択式のマークシート。選択肢の中から正解を導き出せる力が必要 。
計算問題は、得点源にするぐらい学習すること
無線工学の科目では、計算問題が毎年5問~7問の割合で出題されています。
無線工学は全24問が出題される中で、合格するためには、15問以上の正解が必要です。
計算問題が苦手で対策せずに点数が取れない場合は、知識問題でかなりの正解数を稼がなければいけません。
仮に計算問題が7問出題されて全て不正解となった場合、合格のために必要な知識問題は、17問中15問の正解数が必要となり、知識問題で難問あった場合には、合格はかなり難しくなります。
計算問題は、自身で計算し、正しい答えを導き出すことができれば、ピタリと一致する値が選択肢にあるため、試験の最中に正解していることが分かるというメリットがあります。
計算問題を自信も持って回答できていれば、知識問題で少々分からない問題があっても、試験中に不安になることも避けることができます。
過去問を重点的に学習すること
出題内容は、過去の類似問題が数多く出題されるため、過去問の学習をすることが合格への近道となります。
過去問を3回分ほどやれば、出題傾向が分かってくるはずです。
例えば、平成31年2月期と令和元年6月期では、無線工学の第一問目は、ともに静止衛星通信の特徴についての出題となっています。
もちろん、一語一句同じ問題ではないですが、過去問の学習をしていれば、正しい回答が判断できるようになります。
最低でも直近5回分の過去問を試験前までに学習しておきましょう。
例)平成31年2月期実施試験 無線工学 問題1
例)令和元年6月期実施試験 無線工学 問題1
参考:https://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken/index.html
古い問題集や参考書は使用しないこと
法律は、時代と共に訂正される場合があります。
そのため、古い問題集や参考書では、現在と内容が異なる場合があるため、特に法規の科目において悪影響を及ぼすことになります。
問題集や参考書は、最新のものを使用するようにしてください。
これは、過去問にも同様のことが言えますので、10年以上前の過去問などは学習しないようにしましょう。
本試験では見直しをすること
試験は、マークシート方式で実施されています。
4~5つの選択肢の中から正解であるものを判断し、解答用紙の設問番号を塗りつぶす形になります。
マークシート形式の試験では、塗りつぶしをする場所を間違える方が意外と多いので注意が必要です。
回答する際は、問題用紙にも設問に印をつけて、後で見直しができるようにしておきましょう。
また出題内容を最後までよく読むことも重要です。
選択肢の中で、誤ったものを選ぶのか、正しいものを選ぶのかを読み違えないようにしましょう。
正しいものを選ぶ問題が続いた後に、その流れで回答してしまい、本当は誤ったものを選択すべき問題を逆の意味で回答することも良く起こりえます。
難問や初見の問題は後回し
類似問題が多く出題される試験ですが、満点を狙うことは非常に困難です。
しっかりと対策をしていれば、合格ラインに達することはできますが、問題の中には過去の傾向とは異なる難問が出題されることがあります。
本試験で難問にあたった場合、その問題に時間を割くことは避け、後回しにしたほうが良いでしょう。
得点に結びつく類似問題を確実に回答した後、見直しを済ませ、それでも時間が残っている状態で難問に取り掛かりましょう。
特に試験の最初のほうで解けない問題が続くとパニックになり、普段なら正しく解ける問題でも正常に回答ができなくなってしまいます。
2、3問は解けない問題があるという気持ちで本試験に挑んでください。