二級ボイラー技士の試験について 試験は7カ所の試験センターで、毎月1回以上実施されます。
試験は各試験センターで実施される回数は異なりますが、毎月1回は必ず実施されています。
特に関東センターと近畿センターでは、月によって複数回実施されることがあります。
二級ボイラー技士の試験
試験日 | 毎月実施されているが、試験センターにより実施回数は異なる |
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受験料 | 6,800円 |
試験時間 | 13:30~16:30の3時間 |
申し込み方法・受験までの流れ
- 受験申込書の請求
受験申請書は、直接か郵送で協会本部又は受験を希望する各試験センターに請求する。 - 受験申請書類を作成
受験申請書以外に以下が必要
1)本人確認証明書(氏名、生年月日及び住所を確認できる書類)
2)試験手数料:6,800円
3)証明写真:30mm×24mm - 受験申請書を提出
受験を希望する各試験センターに提出する。
1)郵便の場合:第1受験希望日の2か月前から14日前(消印有効)までに郵送
2)各試験センター窓口へ持参の場合:直接提出先に第1受験希望日の2か月前からセンターの休業日を除く2日前までに持参 - 受験票の受取り
受験申請書郵送後10日以内までに到着 - 試験を受験
希望した受験日に受験 - 合格発表
「実技試験受験票」又は、「免許試験結果通知書」で結果を通知
試験センターHPや試験センター掲示板でも発表される。 - 免許申請
試験に合格し、「免許試験合格通知書」が発行されたら、東京労働局免許証発行センターに免許申請をする。
参考:https://www.exam.or.jp/exmn/H_shinsei.htm
試験会場について
全国7カ所にある試験センターで実施されています。
人気の資格なので、希望日が満席となる場合も少なくありません。早めに受験日を決めて申込むようにしましょう。
北海道安全衛生技術センター
〒061-1407 北海道恵庭市黄金北3-13
東北安全衛生技術センター
〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15
関東安全衛生技術センター
〒290-0011 千葉県市原市能満2089
中部安全衛生技術センター
〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5
近畿安全衛生技術センター
〒675-0007 兵庫県加古川市神野町西之山字迎野
中国四国安全衛生技術センター
〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36
九州安全衛生技術センター
〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3
参考:https://www.exam.or.jp/exmn/H_nittei122.htm
試験科目について
試験は4科目あり、各科目10問(100点)の合計40問(400点)を3時間の試験時間で回答します。
設問は、すべて5択のマークシート方式で出題されます。
試験科目 | 内容 |
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ボイラーの構造に関する知識 | 熱及び蒸気、種類及び型式、主要部分の構造、附属設備及び附属品の構造、自動制御装置 |
ボイラーの取扱い関する知識 | 点火、使用中の留意事項、埋火、附属装置及び附属品の取扱い、ボイラー用水及びその処理、吹出し、清掃作業、点検 |
燃料及び燃焼に関する知識 | 燃料の種類、燃焼方式、通風及び通風装置 |
関連法令 | 労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生規則中の関係条項、ボイラー及び圧力容器安全規則、ボイラー構造規格中の附属設備及び附属品に関する条項 |
合格ラインについて
合格ラインは、「各科目の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上」の取得です。
各科目に足切り点が設定されていることに注意が必要です。
例えば、各科目は10問出題されるので、4科目の合計正解数が24問(60%)以上あったとしても、1科目でも3問以下の正解数であれば不合格になります。
二級ボイラー技士 免許の発行要件 特に受験資格はありませんが、免許の発行には要件があります。
二級ボイラー技士試験は、どなたでも受験できますが、免状を取得するには様々な要件があります。
未経験者の場合は、試験に合格しても、3年以上の実務経験を証明できないと、免状が発行されませんが、実務経験の代わりに「ボイラー実技講習」を受けることで免許の取得が可能となります。
ボイラー実技講習
ボイラー実技講習は、実務経験3年の代わりとなる制度です。
一般社団法人日本ボイラー協会の都道府県支部ごとに定期的に開催しており、合計20時間(3日間)を受講することで、試験に合格していれば、免許を取得することができます。
この3日間の講習は試験の合格前、合格後のどちらのタイミングでも構いません。
日程や費用、定員数などの詳細は、受講会場ごとに異なります。
1日でも欠席すると修了することが出来ないため、ご自身のスケジュールに合った受講日を調べ申し込む必要があります。
ボイラー実技講習について
受講資格 | 不問 |
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日程 | 3日間(20時間)※日時は会場により異なる |
申込みと実施場所 | 一般社団法人日本ボイラー協会の都道府県支部 |
受講費用 | 24,000円前後(テキスト代含む)※会場により異なる |
会場詳細URL:https://www.jbanet.or.jp/office_kind/prefectural_offices/
その他の免許の発行要件
すでに要件を満たす実務経験や学歴がある方は、規定された証明書を用意することで、免許の発行が可能になります。
他にも免許の発行要件には、詳細は以下のHPで確認をしてください。
https://www.jbanet.or.jp/license/boiler-license/second-boiler/
合格率からわかる二級ボイラー技士の難しさ 合格率は毎年55%前後。国家試験の中では難易度は高くない。
2022年の二級ボイラー技士の合格率は、51.0%です。
過去3年間の平均 54.2%
受験データ
【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。
二級ボイラー技士検定試験
2022年の合格率
- 過去3年間の平均
- 54.2%
年度 | 総受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年度 | 23,978 | 12,227 | 51.0% |
2021年度 | 24,260 | 12,953 | 53.4% |
2020年度 | 16,098 | 9,400 | 58.4% |
2019年度 | 25,192 | 12,803 | 50.8% |
2018年度 | 25,601 | 14,297 | 55.8% |
2017年度 | 27,393 | 15,609 | 57.0% |
毎年の合格率は、約55%を推移しており、合格することは難しくない試験だと言えるでしょう。
以前の二級ボイラー試験は、過去問からの使い回しや類似問題で構成されていたため、過去問を暗記するだけで合格は可能でしたが、近年は、その傾向に変化が出てはじめ、これまでにはなかった新傾向の問題が増えています。
過去問からそのまま出題される問題は少なくなりましたが、過去問を学習することの有用性は相変わらず高いので、これまで通り過去問の学習は注力する必要はあります。