あなたに合わせた学習スケジュール 現状を自己分析し、合格までのスケジュールを立てることから始めましょう。
初めて受験する方や、物理・化学が苦手な場合。
- 熱分野のエネルギーについての基礎知識がない方
- 試験に慣れていない方
- 物理や化学が苦手な方
物理・化学が得意な方や、関連する知識をお持ちの方。
- 過去に熱分野のエネルギーの学習経験がある方
- 3年に満たない範囲で実務経験があるか方
- 大学や専門学校などで物理や化学を学習していた方
現在、熱分野のエネルギーに関わる業務に就いている方や、科目免除を受けている方。
- すでに関連資格をお持ちの方
- 3年以上の実務経験をお持ちの方
- 科目の免除があり、今回受験する科目が軽減される方
2ヶ月目
4ヶ月目
6ヶ月目
8ヶ月目
10ヶ月目
12ヶ月目
- 毎日2~3時間の学習時間が目標です。ここから学習のスタートとなりますが、必須科目の学習範囲はかなり広いので、すべてを完璧に習得しようとは思わず、合格ラインの60%を突破すればいいという気持ちで学習を進めてください。基本的にテキストとDVD視聴で学習すれば良いですが、国際単位系(SI)の計算は、この2カ月間でマスターしましょう。
- 6カ月の期間を専門科目の学習をします。計算問題が難しく、学習時間が知識問題よりも計算問題に極端に偏る方が多いので注意してください。知識問題は点数に結びつきやすいため、十分に学習時間を割くようにしてください。計算問題は、基礎的な問題を回答できるまでを目標にして、時間があれば、少し難易度の高めの内容へと進みましょう。
- 残り4カ月は、過去問の学習です。直近の10回分を5回繰り返すことを目標にしてください。過去問を、5年分消化するまでに、毎年類似する内容が出題されやすいことが分かるはずです。そのような問題は必ず回答できるように重点的に学習してください。理解不足を感じた場合は、テキストやDVDを見直して復習しましょう。
1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目
4ヶ月目
5ヶ月目
6ヶ月目
- 毎日の学習時間は、2時間を目標にしてください。最初の1カ月で必須科目の習得をします。知識問題と計算問題は、ある程度出題される内容に傾向があるので、テキストやDVDでしっかり学習すれば、合格するための基盤は出来上がります。十分に理解した上で次に進んで下さい。
- 専門科目には、3カ月で習得を目指します。ポイントになるのは、「熱と流体の流れの基礎」の計算問題です。この期間にマスターしておけば、今後の学習の負担が軽減します。テキストやDVDの内容を十分理解したあと、もし計算問題に不安があるようなら練習量を増やしてください。
- 残り2カ月は、過去問を学習します。10年分を3回繰り返したいところです。学習を進めていくと類似した傾向の問題に数多くあたるため、自然と得点力が上がるため、可能な限り過去問を繰り返してください。得点源となる類似傾向の問題で失点しないようにします。
1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目
- すでに一定以上の事前知識がある方のスケジュールです。1日の学習時間は2時間を目安にしましょう。一通りテキストとDVDの学習をしたあと、不安のある部分を集中して学習してください。必須科目は、現状の習得不足の部分をその都度補完することが目標になります。
- 専門科目の対策期間は40日間ほどです。最初は、科目ごとの苦手分野を確認するため、テキストやDVDの学習に重点を置いてください。その後、苦手分野に集中して克服してください。予定より早く学習が終了した場合は、次の過去問の学習へ入りましょう。
- 最後の1カ月は過去問に集中します。直近5回分の過去問について、3回を目標に繰り返しましょう。時間も計測しながら9割以上を目標に過去問に挑戦してください。得点がなかなか上がらない科目では、苦手問題を除いても合格基準の6割を取得できそうなら、ある程度の学習で切り上げるのも一つの手です。頻出問題を確実に正解できるようにすることが重要です。
各科目の特徴について 知識問題と計算問題がある。計算問題が約4割を占めるため対策が必要。
必須科目 エネルギー総合管理及び法規(配点200点)
必須科目の「エネルギー総合管理及び法規」は、以下の3つのテーマで構成されています。
- エネルギーの使用の合理化等に関する法令及び命令(配点50点)
- エネルギー情勢・政策・エネルギー概論(配点50点)
- エネルギー管理技術の基礎(配点100点)
知識問題と計算問題が出題されます。
知識問題は、電気分野と熱分野の両方の知識が問われます。
条文の穴埋め問題は、必ず出題されるの内容なので、条文はある程度、押さえておく必要があります。
計算問題は、国際単位系(SI)への単位変換の問題や、エネルギーの消費量の計算がよく出題されます。
条文の穴埋め問題について、ほぼ正解できる状態にしておくと、50点以上の点数を稼ぐことができます。
暗記量がそのまま点数につながるので、得点源にしておくことがポイントです。
また、計算問題の内容も毎年傾向は似ているので、過去問などで練習をし、点数を取得できるようにしてください。
専門科目 熱と流体の流れの基礎(配点200点)
「熱と流体の流れの基礎」は、4つの問題で構成され、以下の3つのテーマで構成されています。
- 熱力学の基礎(配点100点)
- 熱力学の基礎(配点50点)
- 流体工学の基礎(配点50点)
計算問題の割合が5割近くあり、苦手にしている方が多い科目です。
知識問題は、過去の傾向と類似した内容も多いので、この科目の得点源として、十分な対策をとっておきましょう。
計算問題は、公式だけで回答できる難易度の低い問題もありますが、難易度の高い問題も少なくありません。 難易度の低い問題は確実に得点できるようにし、難易度の高い計算問題については、過去問で十分な練習を積む必要があります。
専門科目 燃料と燃焼(配点110点)
「燃料と燃焼」は、以下の2つのテーマで構成されています。
- 燃料及び燃焼管理(配点60点)
- 燃料計算(配点50点)
この科目の知識問題は、範囲が広いため相応の学習時間は必要ですが、出題される問題は難問が少なく、重油に関する問題など、毎年問われる内容が似ているので、対策すれば点数に繋がりやすいでしょう。
燃料計算が、この科目を突破するためのポイントになります。
毎年、問われる内容に傾向があるので、頻出問題を必ず正解できるように過去問で対応していきましょう。
専門科目 熱利用設備及びその管理(配点280点)
「熱利用設備及びその管理」は、必須問題と選択問題があります。
4つ用意された選択問題の中から、2つを選択して回答します。
必須問題:合計200点
- 計測および制御(配点100点)
- 熱利用設備(ボイラ・蒸気輸送、貯蔵装置、蒸気原動機・内燃機関・ガスタービン)(配点100点)
選択問題;合計80点
- 熱交換器・熱回収装置(配点40点)
- 冷凍・空気調和設備(配点40点)
- 工業炉、熱設備材料(配点40点)
- 蒸留・蒸発・濃縮装置、乾燥装置、乾留・ガス化装置(配点40点)
必須問題と選択問題は、計算問題も出題されますが、知識問題の出題が多めになります。
知識問題は、得点しやすい内容なので、確実に得点できるように準備しておかなければいけません。
「工場等判断基準」をテーマにした出題は、よく出題される内容なので、十分に理解しておきましょう。選択問題は、過去問などで確認し学習候補を絞っておくと良いでしょう。