第三種電気主任技術者

【2024年度版】電験三種の合格発表はいつ?合格基準や傾向も解説!

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電験三種は夏(7~8月頃)と冬(2~3月ごろ)の年に2回実施される試験です。

しかし、試験日から合格発表日までの期間が長く空くため「自分が合格しているかどうかを早く調べたい」と考える方は少なくないでしょう。

今回は、電験三種の合格基準と傾向、そして合格発表日について解説します。

【2024年度】電験三種の合格基準と傾向

電験三種の合格基準とその傾向について、「合格率」と「合格基準点」の観点から見ていきましょう。

合格率

電験三種の過去の試験の合格率をまとめたものが次のとおりです。

年度 合格率 科目合格率
令和5年度(下期) 21.2% 35.7%
令和5年度(上期) 16.6% 32.8%
令和4年度(下期) 15.7% 28.7%
令和4年度(上期) 8.3% 29.4%
令和3年度 11.5% 32.5%
令和2年度 9.8% 30.0%
令和1年度 9.3% 32.1%
平成30年度 9.1% 28.7%
平成29年度 8.1% 26.6%
平成28年度 8.5% 28.9%
平成27年度 7.7% 29.5%
平成26年度 8.4% 30.0%
平成25年度 8.7% 25.0%
平成24年度 5.9% 29.8%
平成23年度 5.5% 27.1%

令和4年度から試験が年2回実施になったことや、令和5年度からはCBT方式の試験が始まったためか合格率の上昇は見受けられますが、令和2年度以前では科目合格制度を使用していない場合の1年で4科目合格している人は10%もいない年ばかりです。

電験三種は、闇雲に勉強しても合格できません。しっかりとした勉強スケジュールを立てる必要があります。

挫折しそうになるかもしれませんが、毎日コツコツと努力しましょう。

また、電験三種は合格率がかなり低い試験であるため、合格基準点が60点より低くなることがあります。次の項目で紹介する合格基準点も一緒に確認してください。

合格基準点

続いて、電験三種の過去10年間の合格基準点について見ていきましょう。科目ごとに合格基準点が変わっているため、毎年確認が必要です。

年度\科目 理論 電力 機械 法規
令和5年度(下期) 60 60 60 60
令和5年度(上期) 60 60 60 60
令和4年度(下期) 60 60 60 60
令和4年度(上期) 60 60 55 54
令和3年度 60 60 60 60
令和2年度 60 60 60 60
令和元年度 55 60 60 49
平成30年度 55 55 55 51
平成29年度 55 55 55 55
平成28年度 55 55 55 54
平成27年度 55 55 55 55

上記が過去10年間の合格基準点です。全体的に点数が下がっている年もあるため、いかに電験三種が難しい試験であるかがわかります。

ただ、合格基準点が下がるのは受験者にとってチャンスです。60点取れていなくても合格の可能性があるため、期待を捨てきることはできません。

近年では60点以下になることは少なくなっているものの、一番直近では令和4年度上期試験で機械が55点、法規が54点となっていますので、今後も可能性としてはありえるでしょう。

自己採点の際に60点以上取れていないからといって落胆するのではなく、必ず受験番号を検索して合格しているかどうかを確認してください。

【2024年度情報】電験三種の合格発表はいつどこで行われる?

先ほども触れましたが、2022年度から電験三種の試験日は年度2回となりました。

ここでは、2024年度の試験日程を紹介します。

項目 詳細
上期試験日  CBT方式】2024年7月4日(木)〜7月28日(日)
【筆記方式】2024年8月18日(日)
合格発表日 未定
下期試験日  CBT方式】2025年2月6日(木)〜3月2日(日)
【筆記方式】2025年3月23日(日)
下期合格発表日 未定
試験時間 理論 90分
電力 90分
機械 90分
法規 65分

最新の情報は、常に電気技術者試験センターの公式サイトで確認するようにしてください。

試験の合否については、郵送されてくる合格通知書にて確認する方法とネットで受験番号を入力して確認する方法があります。

2024年度の合格発表日はまだ公表されていませんが、2023年度の場合は上期が9月4日、下期が2024年4月8日に発表されているので、2024年度の試験もほぼ同じ時期になると思われます。

【CBT方式受験者】受験時に得点が分かる

CBT方式はパソコンを使って解答する受験方式で、電験三種のCBT方式の試験は2023年度から導入されました。

CBT方式の受験者は、各科目受験時に試験終了後に自身の得点が画面に表示されます。合格基準点は例年ほぼ60点ですので、この時点で60点以上取れている科目があれば合格している可能性が高いと考えれば良いでしょう。

ただし、合格基準点が60点を超えることも可能性としてはありえる注意してください。逆に合格基準点が50点台になる場合もあるので、50点台の人でも合格できる可能性もわずかながらあります。過去の合格基準点は先ほどの表をご確認ください。

【筆記方式受験者】合格発表日までは自己採点で確認する

筆記方式で受験をした場合、試験の合否は合格発表日に確認ができますが、試験日から合格発表日まで数週間の期間があります。

「試験終了後すぐに合否を知りたい」というのが、受験者の本音です。そういった方は「試験の自己採点」を行いましょう。

試験後、電気技術者試験センターの「第三種電気技術者試験の問題と解答」ページにて解答が掲載されます。

吹き出し左側用のアイコン

こちらから解答を確認して、自分の解答を採点することが可能です。
自己採点で合格基準点を超えていれば期待大、超えていなければ期待はできません。

電験三種の合格が発表されたらやること

ここでは、電験三種の合格発表が行われたときにやるべきことを解説します。
合否に関係なくやるべきことがあるので、必ず確認してください。

資格取得のための手続きをする

電験三種に合格した方は、免状の交付申請をしましょう。

免状は、申請してから約2ヶ月後に届くため、電気主任技術者として仕事に携わる方であれば早急に済ませておいたほうがよいといえます。

申請は、郵送された試験通知書に同封されている免状交付申請書に必要事項を記載するだけなので難しいものではありません。詳細は電気主任技術者試験センターのページから詳細を確認してください。

不合格だった場合は次の試験に向けて計画を

電験三種に不合格だった場合は、次の試験に向けて計画を立てましょう。
不合格で落ち込む気持ちもあるかと思います。

しかし、そのままの状態でいると来年も不合格になる可能性が高くなります。落ち込むのは数日間だけにして、気持ちを切り替えましょう。

もし、1年で4科目狙うのが難しい場合には「科目合格制度」を活用するといった方法もあります。

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科目合格制度を活用すれば、1年で4科目取得しなくても3年間で4科目取得することで試験に合格できるため、受験者に有利です。

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電験三種の合格率、合格発表日、合格発表後のまとめ

[sc_fs_multi_faq headline-0=”h3″ question-0=”電験三種の合格率は?” answer-0=”令和5年度の電験三種合格率は、上期16.6%、下期21.2%でした。CBT方式が導入された影響か、例年より高めの合格率となりました。
とはいえ、過去数年間の合格率は10%前後推移していることから、電気工事士と比べると難しい試験といえます。 時間をかけて試験対策をしていきましょう。” image-0=”” headline-1=”h3″ question-1=”2022年度電験三種の合格発表日はいつ?” answer-1=”電験三種は試験日は早々に発表になりますが、合格発表日は試験直前にならないと発表されません。
しかし、毎年おおよそ試験の数週間後に合格者が発表されますので、公式サイトを随時チェックするようにしましょう。” image-1=”” headline-2=”h3″ question-2=”電験三種の合格発表後に行うことは?” answer-2=”電験三種の試験に合格したら、電気技術者試験センターから送られてくる免状交付申請書や免状交付申請要領等を確認し、必要事項を記入して再度センターに送付します。
おおよそ2か月後に免状が届くので、大切に保管しておきましょう。
科目合格のみの場合は、次の試験に備えて勉強をはじめてください。” image-2=”” count=”3″ html=”true” css_class=””]

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