第二種電気工事士

第二種電気工事士の講習とは?独学や講座とは何が違うの?

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第二種電気工事士の学習方法はさまざまですが、独学では不安を感じる方も多いと思います。そのため、講習の受講を検討されている方もいるでしょう。確かに講習は短期間で実力を上げるためには適した方法ですが、万能ではありません。使い方を間違えると、「高額な受講料を支払ったけれど役立たなかった」という結果にもなりかねないため、あなたに合っているかどうか事前のチェックが必要です。

この記事では第二種電気工事士の講習の内容と、メリット、デメリットを中心に解説します。その後、忙しい方や講習を補完する方法が欲しい方に役立つ学習方法として、SATが運営する通信講座をご紹介します。第二種電気工事士の学習方法にお悩みの方は、ぜひご覧ください。

第二種電気工事士の資格の取り方

第二種電気工事士の資格は、試験で取得することが一般的です。ここでは資格取得に必要な試験や、その勉強方法について説明します。

資格取得までの流れ

第二種電気工事士の資格は、試験に合格し、免状の交付を受けることで得られます。資格取得までには、以下に示す4つのステップがあります。

1.試験に申し込む
2.筆記試験を受験し、合格する
3.技能試験を受験し、合格する
4.お住まいの都道府県が指定する窓口に申請を行い、免状の交付を受ける

試験は年2回行われますが、申し込みから合格までは、一発で合格できる方でも半年ほどかかります。このため、計画的な準備が必要です。

独学で試験勉強をする

第二種電気工事士の代表的な学習方法には、独学での試験勉強があげられます。

教材には、書店などで販売されている参考書があります。しかし第二種電気工事士には技能試験もありますから、参考書だけではイメージをつかみにくいかもしれません。その場合には、動画を見ながら学ぶ方法も有効です。

講習や講座を受講する

第二種電気工事士の学習方法には、以下の方法もあります。

・各地で開催されている講習を受講する
・SATなどが運営する通信講座を受講する

どちらも、わからない点を質問できる点が特徴です。この点は、独学と比べ強みとなります。

今回は独学だけでは不安な方のために、電気工事士になるための講習や通信講座を中心に説明いたします。

第二種電気工事士の講習とは

様々な団体で講習が開催されている

第二種電気工事士の講習は、様々な団体で実施されています。講習の日数や内容は実施団体により異なりますから、以下の表で確認していきましょう。

実施団体名 日数 場所 内容
日本エネルギー管理センター 1日~3日 東京
横浜
大宮
名古屋
筆記試験対策、技能試験対策、筆記試験直前講習会が用意されている
パナソニックライフソリューションズ創研 1日~6日 東京
仙台
名古屋
大阪
京田辺
筆記試験対策、技能試験対策
以下の通り、多種多彩なコースがある
・平日コース、土日コース
・直前対策コース、女性限定コース
・配線図対策コース、電気理論対策コース
エネパス研修センター 3日以上 東京
大阪
筆記試験対策、技能試験対策
東京会場では日程を自由に選べる
日本電気工事士協会 2~3日 東京 筆記対策は2日、技能対策は3日
年1回のみ実施
東京都 3~8日 東京都内各地 学科試験、実技試験の講座を、それぞれ年数回実施
日本電気協会九州支部 2日 福岡 基礎講習会、筆記試験対策、技能試験対策の各講習会がある。いずれも年1~2回
電気ライセンス研究所 1日~3日 東京
横浜
埼玉
名古屋
大阪
福岡
筆記、技能試験とも、直前対策講習会として開催。別に、電気回路図講習会もある

多くの団体では、筆記試験対策と技能試験対策は別の講座となっています。そのため両方とも受講したい場合は、受講講座ごとに申し込みが必要です。なお年1~2回程度しか開催しない団体もありますから、開催日と締切日を事前にチェックしておきましょう。

講習のメリット

講習を受ける主なメリットには、以下の5点があげられます。

・電気工事士の受験勉強に集中でき、一通りの学習をすることが可能
・試験に合格できるポイントをわかりやすく教えてもらえるため、効率的な学習が可能
・講師に質問できるため、受講中に不明な点があっても解決できる
・受講者の合格率が高いため、資格取得に向けて安心して学べる
・技能試験の工具や材料もいっしょに購入できるため、忙しい方や近くにホームセンターがない方でも安心

このため講習は一人ではなかなか勉強できない方、短期間で確実に合格したい方にとって、メリットのある学習方法となります。

講習のデメリット

講習にはデメリットがあることも見逃せません。ここでは3点のデメリットを取り上げ、解説していきます。

1点目のデメリットには、講習を受けるだけでは不十分という点があげられます。そもそも講習は、試験に合格するためのエッセンスを詰め込み、短期間で行われることが特徴です。従って合格するためには講習で学んだ内容を復習し、理解を高めることが欠かせません。

2点目のデメリットは、受講のために遠方へ行かなければならない場合がある点です。多くの講習は、都市部で開催される場合が多いです。このため地方にお住まいの方が受講する場合は、時間と交通費をかけて会場へ移動しなければなりません。場合によっては、泊りがけで受講する方も出てくることでしょう。

3点目のデメリットは、直前の日程変更が難しい点です。仕事をしながら資格を取得したい方は、突然の残業や休日出勤などで受講できなくなるケースもよくあります。その場合でも、直前のキャンセルは返金されない場合がほとんどですから、せっかく払った受講料を無駄にするリスクがあります。

第二種電気工事士の講習を通信講座で補充

ここまで解説した通り、講習は万能ではありません。そのため第二種電気工事士の資格を短期間で効率よく取得するなら、通信講座の受講がおすすめです。

加えて通信講座は、講習を補完する手段としても役立ちます。通信講座なら、仕事で忙しい方でも都合のよい時間に学習を進めることが可能です。このため会場で学ぶ講習のように急な仕事が入って受講しそびれる心配もなく、あなたのペースで学習を進めることができます。

また通信講座の教材には講習と同様に、効率よく学ぶエッセンスが詰め込まれています。このため、短期間で合格ラインまで実力を引き上げられるメリットがあります。また不明な点を質問できることは、独学よりも有利な点として見逃せません。

第二種電気工事士の取得に役立つ通信講座は、さまざまな運営会社が実施しています。ここでは、SATの通信講座を例にとってメリットをお伝えします。

動画で講義の内容を聞けるのでわかりやすい

SATでは、動画で講義を視聴できることが特徴です。動画視聴は、すきま時間も無駄にせず学習できます。動画は通信講座専用に作られているため板書の時間や雑音がなく、短時間でも密度の濃い学習が可能です。加えて試験に出やすいポイントは強調して説明されますから、わかりやすい点も見逃せません。

動画の教材はDVDとe-ラーニングが用意されていますから、好みにあわせて選べます。

図を多用したフルカラーテキストでモチベーションが上がる

電気工事士は物を多く扱う仕事ですから、図などがあると理解しやすい項目も多いです。SATでは図やイラスト、グラフなどを多用して見やすくすることで、学習意欲を高めます。またテキストはフルカラーですから見るだけで楽しく、学習のモチベーションが上がることもおすすめのポイントです。

試験に出題されるポイントが絞られている

第二種電気工事士の筆記試験は、おおむね6割取れば合格可能です。このため、出題範囲を完璧に理解する必要はありません。SATでは合格点を十分に上回ることを目標として、出題されやすいポイントを重点的に学ぶ構成にしています。このため知識ゼロでも、合格ラインへの到達が狙えます。

まとめ

第二種電気工事士の学習方法として、講習は短期間で効率的に学習を進める上で効果のある方法です。学習せざるを得ない環境に置かれること、また合格に向けたコツを学べることは、合格に向けた後押しになります。一方で講習だけでは学習効果が不十分であり、復習が重要なポイントです。また直前に都合が悪くなった場合、せっかく支払った受講料が無駄になってしまう点も見逃せません。

このため忙しい方が効率的に学習を進める手段として、通信講座は有効です。第二種電気工事士の通信講座はテキストだけでなく、繰り返し動画を見ることができる点も学習を続ける上で有効な方法です。

第二種電気工事士の学習方法にお悩みの方は、ぜひSATの通信講座もご検討ください。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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