2024年度に行われる1級土木施工管理技士試験のスケジュールについて、気になる方も多いかと思います。
この記事では、申し込みから合格発表までのスケジュールをはじめ、合格発表後にすること、また合格まで効率的に学習するためのポイントもあわせてご紹介していきます。
目次
【2024年版】1級土木施工管理技士のスケジュール
2024(令和6)年度の1級土木施工管理技士試験のスケジュールを確認しましょう。
項目 | 日程 |
---|---|
申込用紙販売開始 1級第一次・第二次検定 | 2024年2月23日(金) |
申込受付期間 1級第一次・第二次検定 | 2024年3月22日(金)〜4月5日(金) |
1級土木施工管理技士 第一次検定 試験日 | 2024年7月7日(日) |
1級土木施工管理技士 第一次検定 合格発表 | 2024年8月15日(木) |
1級土木施工管理技士 第二次検定 試験日 | 2024年10月6日(日) |
1級土木施工管理技士 第二次検定 合格発表 | 2025年1月10日(金) |
国家試験はどの資格も試験から合格発表まで3か月くらいかかりますが、1級土木施工管理技士は第一次検定と第二次検定があるので、どうしても長期間になってしまっています。
合格発表は受験者に一般財団法人全国建設研修センターから合否通知書が送付され、不合格者には不合格の旨と合わせて成績も送付によって通知されます。
また、1級土木施工管理技士は国土交通省が所管のため、国土交通省のホームページでも発表されます。
1級土木施工管理技士の試験結果
続いて、近年の試験結果の傾向を見ていきましょう。
2023年度試験の第一次検定合格率と近年の第二次検定合格率の推移
2023年度の第一次検定の合格率
2023年度の第一次検定の結果は以下のようになりました。
項目 | 詳細 |
---|---|
受験者数 | 32,931人 |
合格者数 | 16,311人 |
合格率 | 49.5% |
合格率は、49.5%と比較的高いですが、誰でも簡単に合格できる試験ではありません。試験日までにしっかりと対策をとりましょう。
近年の合格率も50%~60%を推移しています。特別難しくなっているわけでもありませんので、効率よく勉強することで合格する力は身に付くでしょう。
<過去5年間の第二次検定合格率の推移>
年度 | 合格者数/受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2023年度 | 9,060名/27,304名 | 33.2% |
2022年度 | 7,032名/24,462名 | 28.7% |
2021年度 | 9,732名/26,558名 | 36.6% |
2020年度 | 7,499名/24,204名 | 31.0% |
2019年度 | 11,190名/24,688名 | 45.3% |
2018年度 | 9,521名/27,581名 | 34.5% |
過去数年間の合格率の平均は30%〜45%程度です。第一次検定よりも第二次検定の方が合格率が低い傾向がありますので、注意しましょう。
1級土木施工管理技士の合格発表後にするべきこと
合格された方は「技術検定合格者」ではありますが、合格証明書の交付申請を行い交付されることで初めて「土木施工管理技士」の称号を得ることができます。
残念ながら不合格だった場合でも、次に挑戦するための準備が必要です。ここからは、それぞれの結果に合わせて、合格発表後にするべきことをご紹介します。
合格証明書の交付申請手続きをする
合格した場合は受験番号が記載された合格通知書がお手元に届きます。技術検定に合格したことはこの合格通知書で証明できます。
ただし、この方法が適用される期間は通知書による通知が行われた日から半年間なので、合格通知書に記載されている申請方法で技術検定合格証明書交付申請を必ず行ってください。
合格できなかった場合は次の試験までの計画を立てよう
残念ながら合格できなかった方も諦めることはありません。
6割正答できれば合格できますので、効率のよい勉強法を実施すれば必ず合格できます。ここからは、効率がよくポイントを絞った勉強法をご紹介します。
勝利からの逆算
1級土木施工管理技士の試験は午前61問(うち30問を選択して解答)、午後35問です。
選択問題があるので、必要な解答数は65問になります。このうち6割の得点が取れれば合格できるということは、具体的には39問以上正解すれば合格できます。
勝利=合格から逆算をして、「39問を何の分野で積み上げていくか」また、「そのために必要な勉強時間はどのくらいか」を算出しましょう。
参考書と問題集は1冊を徹底的にやる
いくつも参考書を用意しても結局手つかずであったり、試験の日にどっさり持って行ったりしてもかえって不安になるだけです。
これだけは完璧にやったという一冊は自信にも繋がりますので、自分に合うと感じたものを一冊に絞るのがおすすめです。
最初に過去問を解いて、自分の苦手分野を知る
どんな勉強でも1ページ目、1問目からやらないと気が済まない方はいると思いますが、資格試験の勉強のゴールはあくまで「合格」です。
この方法で勉強を始めてしまうと、1,000ページ近いテキストを見て途方に暮れてしまいます。効率のよい勉強方法は、まずは過去問をなにも勉強していない状態で解いてみることです。
これには下記の2つのメリットがあります。
- 「問題の傾向を知ることができること」
- 「苦手分野をあらかじめ知ることができること」
出題傾向を知った後に参考書を勉強することで、どこがポイントなのかがわかりやすくなります。
また、どこで得点を稼ぐかというときに、苦手分野でどうしても得点を稼がなければならない場合は、分野ごとに学習する時間を予測できます。
具体的に39問の正解をどの分野で獲得するかを計算する
一般土木・専門土木・法規は選択問題なので、必要解答数以内なら難しい問題に時間を費やす必要はありません。特に専門土木・法規は例年並みなので、狙い目です。
問題集で苦手分野を把握したら、39問の土台となる分野を決めてから学習を始めましょう。
共通工学・施工管理法から始める
共通工学・施工管理法は必須問題です。また、時間的にも午後の試験なので疲れ切った状態で受けることになります。
逆に共通工学と施工管理法の20問、施工管理法の応用力能力の15問の計35問を押さえることができれば、少し余裕が生まれます。
通信講座を利用してみる
施工管理技士を目指す方は、働きながらの取得を目指している方も多いことでしょう。日中は仕事をして、疲れて帰宅した後にそこから勉強を開始することはとても大変なことです。
そういった忙しい方には、通信講座での勉強をおすすめします。通信講座は資格学校のように通うものではなく、いつでも学習することができます。
また、第二次検定の記述試験の対策も通信講座であれば採点サービスがついていることもあります。記述式の試験対策は独学の場合難しいので、合格率の低い第二次検定の対策にも役立つことでしょう。
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1級土木施工管理技士のスケジュールまとめ
[sc_fs_multi_faq headline-0=”h3″ question-0=”1級土木施工管理技士の令和6年度の試験はいつ?” answer-0=”令和6年度の1級土木施工管理技士は、第一次検定が7月7日、第二次検定が10月6日です。
第一次検定と第二次検定の間には試験日も3か月開きがあるので、合格する自信があるなら、一次試験が終ったらすぐに二次試験の勉強補はじめましょう。
二次試験のほうが難易度が高く、合格率も低めです。” image-0=”” headline-1=”h3″ question-1=”1級土木施工管理技士の合格発表後にすることは?” answer-1=”第一次検定に合格した場合、第二次検定の勉強をはじめましょう。
第一次検定に合格して第二次検定の受験資格がない場合は、技術士補の資格取得の手続を行います。不合格だった場合は再試験に向けて勉強を始めましょう。
二次検定に合格した場合、資格取得の事務手続を行います。不合格の場合は再試験の申し込みをします。” image-1=”” count=”2″ html=”true” css_class=””]