給水装置工事主任技術者

【アプリでも可能?】給水装置工事主任技術者の難易度&過去問のおすすめの勉強方法

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給水装置工事主任技術者とは、給水装置工事の事業者が水道事業者から指定を受けるための国家資格です。給水工事の技術上の管理や、水道事業者との調整、給水装置工事の構造や材質基準の適合性を確認するといった役割を持ちます。試験科目が8科目と範囲が広いので、過去問を使って勉強することが合格への近道です。こちらでは、給水装置工事主任技術者の難易度と合格率、過去問の効果的な勉強法について解説します。

給水装置工事主任技術者の難易度

給水装置工事主任技術者の試験の概要と、難易度と合格率について見ていきましょう。

給水装置工事主任技術者の試験科目と受験資格

給水装置工事主任技術者の試験は、以下の8科目から出題されます。

1.公衆衛生概論…水道水の汚染による公衆衛生問題、水道の基本的な知識など
2.水道行政…水道行政に関する知識、給水装置工事に必要な法令や供給規定の知識など
3.給水装置の概要…給水管、給水用具、給水装置の工事方法などの知識
4.給水装置の構造および性能…給水管や給水用具の性能基準の知識、給水装置工事が適正かを判断する知識
5.給水装置工事法…給水装置工事の適正な施工ができる知識
6.給水装置施工管理法…給水装置工事の施工管理の知識、建設業法や労働安全衛生法の知識など
7.給水装置計画論…給水装置の計画策定の知識や技術
8.給水装置工事事務論…工事従事者を指導監督する知識

1級および2級の管工事施工管理技士は、7と8の科目が免除になります。

試験の受験資格は、給水装置工事の実務経験が3年以上ある方が対象です。給水装置工事の計画立案、現場の監督など、工事に関連するすべての業務が実務経験として認められます。また、給水装置工事の技術習得のために、見習いで従事した場合も実務経験に含まれます。

ただし、給水装置工事への物品の運搬や雑務などは、実務経験に含まれないので注意しましょう。

給水装置工事主任技術者試験の難易度と合格率

試験の難易度は、全体的な資格試験の中でも普通レベルといわれています。ただし、最低でも6科目、最大で8科目が出題されるため、各科目をまんべんなく勉強することが求められるでしょう。
試験の合格率は、例年30~40%前後を推移しています。令和元年度においては45.8%と、例年の中でも合格率が高かったようです。実務経験者が受験できる資格なので、しっかり勉強すれば合格できる試験といえるでしょう。

また、給水装置工事主任技術者試験では、総得点と各科目において以下の合格基準点が定められています。

・科目免除対象者は、必須6科目(上記の1~6)の総得点が27点以上
・8科目の総得点が40点以上
・1点…公衆衛生概論
・2点…水道行政、給水装置計画論、給水装置工事事務論
・4点…給水装置工事法、給水装置の構造および性能、給水装置の概要、給水装置施工管理法

各科目の合格基準点は、いわゆる「足切り」です。総得点が基準を上回っていても、1科目でも基準が満たないと不合格になるので注意が必要です。

【独学・アプリ・eラーニング】過去問の効果的な勉強方法

給水装置工事主任技術者の試験は、過去問をくり返し解き、知識をより完璧に覚えることが重要です。そこで、過去問を効果的に覚えられる、3つの勉強法を紹介します。

独学で勉強するコツ

独学で勉強する場合、試しに過去問を一度解いてみることから始めましょう。過去問を解くことでレベルが把握できるうえに、問題内容の傾向を掴むことができます。また、試験の出題形式は、四肢択一問題と選択肢の穴埋め問題が中心なので、消去法で問題を解くと本番の試験の練習になります。

そして、解いてみて分からない問題は、参考書の解説を読んで理解すると効果的です。専門用語など暗記するものは、ノートに書き出すなどしてくり返し覚えるようにしましょう。

過去問の勉強に役立つアプリとは?

資格試験の書籍の出版社などで、書籍の内容に関連したアプリを配信しています。スマホさえあればどこでも勉強できるので、通勤中や休憩時間など、スキマ時間を有効活用できます。実際の試験と同様に四肢択一式で問題が出題されるので、クイズ感覚で勉強できるのもメリットといえるでしょう。

eラーニングは動画で分かりやすい

eラーニングとは、インターネットでの動画視聴と専用のテキストを使用する勉強方法です。解説の文章を読むのとは異なり、視覚と聴覚を使うのでより分かりやすくなります。テキストは重要なポイントを中心に押さえているので、範囲の広い試験を効率よく勉強できるのもメリットの1つです。

また、eラーニング上で質問ができるシステムが備わっているので、独学よりも理解度がさらにアップするでしょう。解説を読んでも分からない問題がある方は、eラーニングを活用するのがおすすめです。

給水装置工事主任技術者は過去問攻略が合格のカギ

給水装置工事主任技術者は、指定給水装置工事事業者にとって必須の資格です。試験科目が多いうえに、足切りがあるので、過去問をいかにやり込むかが合格を左右するといえます。独学では過去問と参考書を両方使い、分からない問題を一つずつなくしていくことが基本の勉強法です。アプリはスマホがあればいつでも勉強できるので、忙しい方にとって利用する価値があるでしょう。eラーニングは解説が聞けるうえに、ポイントを押さえたテキストと教材が揃っています。独学では勉強が続かない方や、合格できるか不安な方は、eラーニングを積極的に活用することをおすすめします。

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