粉じん作業特別教育の受講をする必要がある方の中には、「どういった方法で受講するのか分からず、仕事も忙しいので時間が確保できない」といった人は少なくありません。
そういった方にオススメなのがWeb講座の受講です。ネット上で受講する場合には、必ず講座の評判と受講者の感想についての情報は集めておきましょう。
そこで今回は、効率よく受講ができる粉じん作業特別教育のWeb講座について解説します。Web講座の評判と受講者の感想やメリットについて見ていきましょう。
目次
Web講座とは?
「講習会に参加したいが、場所が遠くて仕事も忙しいので時間が確保できない」そういった方におすすめなのがWeb講座の受講です。
Web講座であれば会場に足を運ぶ必要もないので、場所や時間に制限されることなく受講できます。
それでは、粉じん作業特別教育のWeb講座について詳しく解説していきます。実際の評判と受講者の感想、メリットについて確認しましょう。
粉じん作業特別教育Web講座の評判は?
Web講座の評判として、ここではSATの粉じん作業特別教育講座を受けた方の感想をいくつか見ていきましょう。
SATの公式サイトには、受講者の評判が載っています。こちらから他の受講者の感想を読むことができますので、是非ご確認ください。
受講者の感想(抜粋)
- 仕事も休まず受講できるので本当に無理なく資格取得出来て満足していますし、次も又お世話になろうと思います。
- 「この受講が終わったら、次はこれを受けたい」と、自分のペースで計画立てられたのも、大きかったです。
- 講習会場へ行かずに自分の都合のよい時間で資格が取得できて、交通費もかからす料金も、とてもお安くて大満足でした。
受講者の感想を見ると、自分の好きなタイミングで受講できることを魅力に感じている人がかなり多いです。
受講者の感想をもとに、粉じん作業特別教育Web講座のメリットをそれぞれまとめていきます。
- 会社内や自宅など場所を選ばずに受講できる
- 好きなタイミングで講義を見られるため計画を立てながら受講できる
- 内容を聞き逃したとしても、聞き直しが可能
動画をスムーズに再生するための通信環境が必要になるものの、好きなタイミングで受講できることを考慮すると、メリットがかなり大きいといえるでしょう。
講習会場の場所が遠い人や、時間が確保できない人は、Web講座を受講した方が間違いないでしょう。
Web講座を受けた後は修了証を貰う
Web講座は、受講後に申請書類を提出することで修了証を貰えます。
SATのWeb講座でプラスチックカードの修了証を貰うまでの手続きについては、次の表のとおりです。
1 | Webサイトから受講を申し込む |
---|---|
2 | Web講座を受講する(動画学習) |
3 | 修了考査(試験)に合格する |
4 | 修了証発行の申請をする |
5 | SATによる修了証の作成 |
6 | 修了証の発行 |
SATの講座では、Webサイトから受講申し込みを受け付けています。また受講料には修了証の発行代金も含まれています。
理解度を確認するための修了考査は動画学習をする専用サイトから行います。合格点は設定してありますが何度でも再挑戦できるので、粉じん作業に関する知識を深めるためにも合格を目指してください。
修了考査に合格すると修了証の申請を行うことができます。申請が終了すると、粉じん作業特別教育の受講証明書と教育修了証が郵送されます(プラスチックカード版講座をご購入の場合のみ)。
受講完了時に郵送されるものについて
・受講証明書【事業所保管用(A4サイズ)】
労働安全衛生法その他関係諸規定に基づいて実施する、対象者に対する教育の全課程を修了したことを証明するものです。受講会社名が記載されています。
・教育修了証【受講者携帯用(プラスチックカード)】
労働安全衛生法その他諸規定に基づいて実施する、対象者に対する教育の全課程を終了したことを証明するものです。
上記の2つが郵送され、修了証を携帯することで粉じん作業に関する業務に携わることができます。
証明書の発行は、受講期間内になっているWeb講座が多いので、受講した後の申請は素早く終わらせましょう。
またSATの講座はスマートフォンのアプリでの修了証も対応しておりますので、そちらもご利用ください。もちろんプラスチックカードの修了証はもちろん、アプリ版の修了証の両方を労働局から認可を得ています。
粉じん作業特別教育が必要な作業とは?
ここで、粉じん作業特別教育が必要な作業について確認しておきましょう。
粉じん作業で発生する非常に細かなホコリは、人体に悪影響を及ぼすため、それに携わる労働者には「粉じん作業特別教育」の受講が義務づけられています。
「粉じん作業」とは、細かなホコリ(粉じん)が舞う現場でする作業のことで、粉じんを長時間吸い続けると、人体に悪影響が出てしまいます。
例えば、次のような現場での作業です。
- 工事中のトンネル坑内で発生する、破砕した岩石に起因する細かいほこり
- 生コン工場、住宅建設現場や解体現場で出るコンクリートの細かい粉末
- グラインダを使ったときに出る金属の細かい切子
- アーク溶接の金属ヒューム
こういった現場で発生する粉じんは「特定粉じん」とされ、「粉じん作業特別教育」を修了していないと業務に従事してはいけないと労働安全衛生法にて定められています。
事業者としても労働者を粉じん作業に従事させるのであれば、粉じん作業特別教育を修了させる義務があります。未受講で作業に従事するのは絶対にやめましょう。
じん肺(肺の病気)が発症する可能性もかなり高くなるので、自分は大丈夫と思うのではなく、
特別教育にて正しい知識を身に付けてから作業に従事してください。
粉じん作業特別教育のWeb講座以外の受講方法
ここでは、粉じん作業特別教育のWeb講座以外の受講方法を紹介します。
講習会に申し込む
粉じん作業特別教育は、全国各地で開催されています。この講習会に参加することで、特別教育の受講を完了させるといった方法です。
講習の内容としては、学科が4.5時間ですので、約半日の時間を要します。
近くに講習機関がない方は、別の受講方法を考えましょう。そういった場合は、先ほど紹介した好きな時間に受講ができるWeb講座もオススメです。
自社で講義を行う
東京安全衛生教育センターといった機関では、粉じん作業の特別教育の講師を育てるインストラクターコースがあります。
これを受講することで、特別教育に必要な講師を揃えることができるため、自社で講義を行えます。
通常よりも受講料が高くなりますが、企業で大人数の受講を毎年考えているのであれば、粉じん作業特別教育の講師養成講座を受講しましょう。
出張講習に来てもらう
企業で粉じん作業特別教育を行う場合、出張サービスを取り扱っている機関に依頼して、出張講習に来てもらうといった方法があります。
ただし、受講人数の下限がある場合は受講できないので、企業で複数人受講する場合のみに利用してください。
粉じん作業特別教育のWeb講座のメリットまとめ!
今回の記事では、粉じん作業特別教育について、Web講座の評判と受講者の感想やメリットについて解説しました。
記事の内容を簡単にまとめます。
- 粉じん作業はじん肺(肺の病気)になる可能性があるため、特別教育にて正しい知識を身に付けることが義務づけられている
- 講習会場が遠く、時間が確保できない人にはWeb講座の受講がオススメ
- オンライン環境があれば、時間や場所を選ばず好きなタイミングで受講できるといったメリットがある
- 受講後、「受講証明書」と「教育修了証」を貰うことですぐに粉じん作業に携わることができる
粉じん作業に関する仕事は、意外と多く存在します。
特別教育を受講することで確実に自分の仕事の幅が広がるので、ぜひ粉じん作業特別教育の受講を検討してみてください。