粉じん作業特別教育

粉じん作業特別教育を効率良く受けられるWeb講座って?受講者の評判は?

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粉じん作業で発生する非常に細かなホコリは、人体に悪影響を及ぼすため、それに携わる労働者には「粉じん作業特別教育」の受講が義務づけられています。

しかし、「どういった方法で受講するのか分からず、仕事も忙しいので時間が確保できない」といった人は少なくありません。

そういった方にオススメなのがWeb講座の受講です。ネット上で受講する場合には、必ず講座の評判と受講者の感想についての情報は集めておきましょう。

自分に合わない講座を選択すると、受講料と時間が無駄になってしまうので、慎重に講座を選ぶ必要があります。

そこで今回は、粉じん作業特別教育のWeb講座について解説します。
Web講座の評判と受講者の感想、メリットとデメリットについて見ていきましょう。

粉じん作業特別教育が必要な作業とは?

まず始めに、粉じん作業特別教育が必要な作業がどういったものか解説します。

「粉じん作業」とは、細かなホコリ(粉じん)が舞う現場でする作業のことで、粉じんを長時間吸い続けると、人体に悪影響が出てしまいます。

例えば、次のような現場での作業です。

1. 工事中のトンネル坑内で発生する、破砕した岩石に起因する細かいほこり
2. 生コン工場、住宅建設現場や解体現場で出るコンクリートの細かい粉末
3. グラインダを使ったときに出る金属の細かい切子
4. アーク溶接の金属ヒューム

こういった現場で発生する粉じんは「特定粉じん」とされ、「粉じん作業特別教育」を修了していないと業務に従事してはいけないと労働安全衛生法にて定められています。

事業者としても労働者を粉じん作業に従事させるのであれば、粉じん作業特別教育を修了させる義務があります。未受講で作業に従事するのは絶対にやめましょう。

じん肺(肺の病気)が発症する可能性もかなり高くなるので、自分は大丈夫と思うのではなく、特別教育にて正しい知識を身に付けてから作業に従事してください。

粉じん作業特別教育はどこで受けられる?

では、粉じん作業特別教育は、どこで受講できるのでしょうか?
ここでは、粉じん作業特別教育の受講方法について解説します。

講習会に申し込む

粉じん作業特別教育は、全国各地で開催されています。
この講習会に参加することで、特別教育の受講を完了させるといった方法です。

講習機関と受講料金については、次のとおりです。
1.講習機関(一例)

・コマツ教習所
(https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/KkjReservation/Subjects/special/CourseDetailSpecialFineParticles.aspx)
・東京労働基準協会連合会
(http://www.toukiren.or.jp/kousyu_toku_23.html)
・静岡県労働基準協会連合会
(http://www.shizukiren.or.jp/course00022.html)
・中小建設業特別教育協会
(https://www.tokubetu.or.jp/kyoiku/shubetsu_funjin.html)

2.受講料金
・9,900円(税込)程度

講習の内容としては、学科が4.5時間ですので、約半日の時間を要します。

近くに講習機関がない方は、別の受講方法を考えましょう。

自社で講義を行う

東京安全衛生教育センター(https://www.jisha.or.jp/tshec/course/k8640_hunjin.html)では、粉じん作業の特別教育の講師を育てるインストラクターコースがあります。

これを受講することで、特別教育に必要な講師を揃えることができるため、自社で講義を行えます。

通常よりも受講料が高くなりますが、企業で大人数の受講を毎年考えているのであれば、粉じん作業特別教育の講師養成講座を受講しましょう。

出張講習に来てもらう

企業で粉じん作業特別教育を行う場合、出張サービスを取り扱っている機関に依頼して、出張講習に来てもらうといった方法があります。

ただし、受講人数の下限がある場合は受講できないので、企業で複数人受講する場合のみに利用してください。

出張サービスを取り扱っている機関については、次のとおりです。

・きらめき労働オフィス
(http://www.kirameki-sr.jp/funjin)
・安全教育センター
(https://www.anzen-pro.com/business-trip-training/)
・福岡経営者労働福祉協会
(http://rohmu.com/fukukyo/class/special/particulates/)

上記のいずれかに依頼することで、出張サービスを利用できます。

Web講座を利用する

「講習会に参加したいが、場所が遠くて仕事も忙しいので時間が確保できない」

そういった方におすすめなのがWeb講座の受講です。

Web講座であれば、場所や時間に制限されることなく受講できます。
会場に足を運ぶ必要もないので、受講料も通常より安くなるのが特徴です。

ただし、Web講座は自分に合わないものを選ぶとお金や時間が無駄になります。

そのため、受講する講座は慎重に選ぶようにしましょう。

そこで、次のセクションでは、粉じん作業特別教育のWeb講座について詳しく解説します。

実際の評判と受講者の感想、メリットとデメリットについて確認しましょう。

粉じん作業特別教育Web講座の評判は?

ここでは、粉じん作業特別教育をWebで受講することに不安を抱いている方に向けて、Web講座の評判と受講者の感想、メリットとデメリットについて解説します。

Web講座の評判として、ここではSATの粉じん作業特別教育講座を受けた方の感想をいくつか見ていきましょう。

SATの公式サイトには他にも粉じん作業特別教育受講者の評判が載っています。こちらのページで他の受講者の感想を読むことができますので、是非ご確認ください。
https://s-k-y.tokyo/ec/funjin
(11 受講生の声)

受講者の感想を見ると、仕事を休まずに好きなタイミングで受講できることを魅力に感じている人がかなり多いです。

また、Web講座の評判としても悪い評価は見受けられませんでした。

受講者の感想をもとに、粉じん作業特別教育Web講座のメリットとデメリットをそれぞれまとめていきます。

【メリット】
1. 会社内や自宅など場所を選ばずに受講できる
2. 好きなタイミングで講義を見られるため計画を立てながら受講できる
3. 内容を聞き逃したとしても、聞き直しが可能

【デメリット】
1. 通信環境によっては動画が途切れることがある

動画をスムーズに再生するための通信環境が必要になるものの、好きなタイミングで受講できることを考慮すると、メリットの方がかなり大きいです。

講習会場の場所が遠く、時間が確保できない人は、Web講座を受講した方が間違いないでしょう。

Web講座を受けた後は修了証を貰う

Web講座は、受講後に申請書類を提出することで修了証を貰えます。

修了証を貰うまでの手続きについては、次の表のとおりです。

1 Web講座サイトから受講を申し込む
2 資料をダウンロードする
3 Web講座を受講する
4 修了考査(試験)に合格する
5 申請書類をメールで添付する
6 Web講座サイトにて申請の確認が行われる
7 修了証の発行

申請書はネット上で提出することが多く、また、修了証の発行代金も受講料に含まれているケースが多いため、こちらでの準備物や追加での支払いは特にありません。

申請が終了すると、粉じん作業特別教育の受講証明書と教育修了証が郵送されます。

・受講証明書【事業所保管用(A4サイズ)】
労働安全衛生法その他関係諸規定に基づいて実施する、対象者に対する教育の全課程を修了したことを証明するものです。受講会社名が記載されています。

・教育修了証【受講者携帯用(プラスチックカード)】
労働安全衛生法その他諸規定に基づいて実施する、対象者に対する教育の全課程を終了したことを証明するものです。

上記の2つが郵送され、修了証を携帯することで粉じん作業に関する業務に携わることができます。

証明書の発行は、受講期間内になっているWeb講座が多いので、受講した後の申請は素早く終わらせましょう。

まとめ

今回の記事では、粉じん作業特別教育について、Web講座の評判と受講者の感想、メリットとデメリットについて解説しました。

記事の内容を簡単にまとめます。

・粉じん作業はじん肺(肺の病気)になる可能性があるため、特別教育にて正しい知識を身に付けることが義務づけられている
・講習会場が遠く、時間が確保できない人にはWeb講座の受講がオススメ
・動画を再生するだけの通信環境が必要な一方で、時間や場所を選ばず好きなタイミングで受講できるといったメリットがある
・受講後、「受講証明書」と「教育修了証」を貰うことで粉じん作業に携わることができる

粉じん作業に関する仕事は、意外と多く存在します。

特別教育を受講することで、確実に自分の仕事の幅が広がるので、自分の環境に合った方法で粉じん作業特別教育を受講してください。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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