自由研削といしの取替え等業務特別教育

機械研削といしの取替え等業務特別教育とは?概要を解説!

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円筒や曲面などの加工を行う機械研削の業務は、機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講しないと従事できません。特別教育の受講は対象となる機械があり、あらかじめ確認しておく必要があります。

この記事では、研削といしの取替え等業務特別教育の概要と機械研削といしの取替え等業務特別教育の対象となる機械、特別教育の受講方法などの概要について解説します。

なお、自由研削といしの取替え等業務特別教育についてはこちらの記事で解説をしていますので、あわせてご覧ください。

研削といしの取替え等業務特別教育には、機械研削と自由研削がある!

まずは、2種類ある研削といしの取替え等業務特別教育と、機械研削といしの取替え等業務特別教育の対象になる機械を紹介します。

【研削といしの取替え等業務特別教育】機械研削と自由研削

研削といしの取替え等業務特別教育は、研削といしの取替え、または取替え時の試運転の業務に携わるために必要な特別教育です。

研削といしの取替え等業務特別教育には、機械研削のコースと自由研削のコースの2種類があります。

自由研削といしと機械研削といしの違いは取り扱う機械の範囲が違います。使用する機械を確認してから対象の特別教育を受講しましょう。

自由研削といしの取替え等業務特別教育

自由研削といしの取替え等業務特別教育は、グラインダーや切断機など、おもに携帯用の電動工具を用いる際に受講が必要です。

機械研削といしの取替え等業務特別教育

機械研削といしの取替え等業務特別教育は、平面研削盤や円筒研削盤など、工作機械を使用する業務に必要です。

機械研削といしの取替え等業務特別教育の対象となるおもな機械一覧

以下の機械を用いて研削といしを扱う場合には、機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講しなければなりません。

No. 機械研削といしの取替え等業務特別教育の対象となるおもな機械
1. 円筒研削盤
2. 内面研削盤
3. 平面研削盤
4. 心なし研削盤
5. ならい研削盤
6. 工具研削盤
7. ねじ研削盤
8. 歯車研削盤
9. その他研削盤

なお、研削盤とは、といしを回転させて研磨・切削・研削などを行い、荒削りから仕上げ加工までを担う機械のことです。円筒や平面、内面といった加工物のタイプで機械が分かれており、用途に応じて使い分けます。

機械研削といしの取替え等業務特別教育の内容と受講料

次に、機械研削といしの取替え等業務特別教育で習得する学科と実技の内容と、受講料を紹介します。

学科

機械研削といしの取替え等業務特別教育の学科では、以下の科目を受講します。

内容 受講時間
機械研削用研削盤、機械研削用といし、取付け具等に関する知識 4時間
機械研削用といしの取付け方法及び試運転の方法に関する知識 2時間
関係法令 1時間

学科では、機械研削といしや研削盤、といしの取付け具などに関する基礎的な知識を学びます。研削といしの取り扱いを誤ると、といしが破損して飛び散り、労働災害を招く可能性もあります。したがって、機械研削といしの取付けや試運転の方法といった知識は、安全な作業をするために欠かせません。

実技

機械研削といしの取替え等業務特別教育の実技では、以下の内容を学びます。

内容 受講時間
機械研削用といしの取付け方法及び試運転の方法 3時間

学科で学んだ機械研削といしの取付けと試運転を実際に行うことで、より実践的な知識を身に付けます。

機械研削といしの取替え等業務特別教育の受講料

機械研削といしの取替え等業務特別教育の受講料は主催団体によって異なりますが、おおむね1万円~2万円前後が相場です。受講料には、講義で使用するテキスト代も含まれている場合が多いです。

ただし、学科のみの講習を行っている主催団体もあります。その場合は実技を別途実技講習を行う必要があります。必ず法定時間以上実施するようにしましょう。

機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講する方法

機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講するには、以下の4つの方法があります。

No. 受講方法
1 各種協会や会社など、特別教育を主催する会場に出向いて受講する
2 外部から特別教育の講師を招き、自社で受講する
3 自社内の講師から特別教育を受講する
4 通信教育で受講する

個人で機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講する場合、主催団体が開催する会場で特別教育を受講することが一般的です。

また、自社の従業員が団体で特別教育を受講する場合、会場に出向く方法ではなく、社内で特別教育を受講できるケースもあります。

具体的には、外部の講師を会社に招く出張講習方式と、自社で講師ができる人材から講習を受けるという2つの方法があります。自社の状況や受講対象となる従業員数に応じて、受講の方式も柔軟に選択することが可能です。

対象機械を確認の上、機械研削といしの取替え等業務特別教育を受講しよう

最後にこの記事の内容をまとめます。

機械研削といしの取替えなどの業務に従事する場合、機械研削といしの取替え等業務特別教育の受講が必要です。機械研削といしの取替え等業務特別教育には学科と実技があり、機械研削といしの取付け方や試運転の方法などを、基礎から学びます。

受講方法は、特別教育を開催する会場で受講するほかに、外部講師による出張講習、もしくは自社内で講師を立てる方法などがあります。

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機械研削といしに関連する業務は危険をともなうため、特別教育の内容をしっかり身に付けるようにしましょう。

なお通信教育のSATでは、自由研削といしの取替え等業務特別教育の通信講座を開講しています。

オンラインの動画を視聴することで行う通信講座は、講習会場に行くことなくPCやスマートフォンがあればいつでも受講可能ですので、こちらも受講されてみてはいかがでしょうか。

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