この記事では、電験二種におすすめの参考書と問題集を解説しています。
数学用、一次試験と二次試験用の参考書など、用途別におすすめの参考書を見ていきましょう。そして後半では勉強時の流れや通信講座を利用した学習方法も紹介していますので、あわせてご確認ください。
目次
電験二種おすすめの参考書
合格率が20%前後と難易度の高い電験二種ですが、勉強するうえで欠かせないのが参考書です。電験二種に合格するために必要な参考書は、主に以下があります。
No. | 詳細 |
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1 | 電験二種で用いる数学全般の参考書 |
2 | 「一次試験用」の理論・電力・機械・法規の科目参考書 |
3 | 「二次試験用」の参考書 |
上記にある3種類の参考書で電験二種の試験範囲に対応できます。
なお、二次試験用の参考書は、【電力・管理】と【機械・制御】の科目で「計算問題」と「論説問題」の2種類の参考書があるため、購入する際には注意して選びましょう。
では、電験二種の参考書にはどういったものがあるのでしょうか?
次のセクション以降では、それぞれでおすすめの参考書についてご紹介します。
電験二種【数学】のおすすめ参考書
電験二種の数学でおすすめの参考書の1冊目は「いちばんよくわかる 電験2種数学入門帖 改訂3版」です。
解説は質問形式となっており、理解しやすい構成となっています。また、基本問題と応用問題があるため、自分の知識量が今どれくらいあるかの確認がしやすくなっています。
電験二種は、電験三種よりも問題を解くために必要とする数学力が大幅に増加するため、受験者は基礎を徹底して鍛えることが大切です。
この参考書は、電験二種を受験する多くの受験者から人気を集めています。試験に必要な数学力が身に付くため、ほかの参考書とあわせて使用しましょう。
電験二種【一次試験用】のおすすめ参考書
ここでは、電験二種の一次試験におすすめの参考書をご紹介します。一次試験で必要な参考書については、ここから確認してください。
理論と法規におすすめの参考書
一次試験の理論と法規でおすすめの参考書は、電験二種のこれだけシリーズの「これだけ理論」と「これだけ法規」です。
電験二種の「これだけシリーズ」は、受験者から多くの人気を集めている参考書です。
解説もわかりやすく、一次試験合格までに必要な知識を計画的に勉強できるため、受験者には馴染み深い1冊と言えるでしょう。
一次試験の中で合格率の低い理論と範囲の広い法規科目は、参考書を用いて合格する力を身に付けてください。
一次試験におすすめの過去問題集
一次試験を対策するうえでおすすめの問題集は「書籍版電験王 電験2種一次試験 過去問徹底解説」です。
この問題集は、過去6年分、4科目の内容を収録した実践的な1冊です。
説明が非常に丁寧でわかりやすいと評判を集めており、2周以上問題を解くとき正誤チェック機能で間違えた問題を簡単に見直せます。
電力と機械の参考書は必要に応じて購入
一次試験用の参考書ですが、無理に全てを購入する必要はありません。
「電力」と「機械」に関しては、必要に応じて購入してください。
というのも、電力と機械は電験三種の難易度を少しあげた問題が出題されるため、電験三種の参考書でほとんどカバーできるからです。
電験三種の参考書だけではカバーできないなと感じた方だけ購入しましょう。
もし購入する場合は「これだけ電力」と「これだけ機械」がおすすめです。
電験二種【二次試験用】のおすすめ参考書
続いて、電験二種の二次試験でおすすめの参考書について解説します。
二次試験は難易度が高いため、必要な参考書を購入して勉強しましょう。
電力・管理【計算・論説編】と機械・制御【計算編】におすすめの参考書
電験二種の二次試験におすすめの参考書は「電験第2種 二次試験 これだけシリーズ」です。
電験二種の二次試験を受験する多くの方が、この参考書を用いています。
計算問題の解説は省略をせずにわかりやすく解説しており、実際の過去問題も解けるため、自分の実力を把握して力を付けるのにおすすめの参考書です。
5項目から構成された参考書で計画的に勉強しましょう。
二次試験におすすめの過去問題集
電験二種の二次試験におすすめの問題集は「本当によくわかる電験2種二次試験の過去問完全解説」です。
この問題集は、二次試験の過去問が6年分収録された1冊です。先ほど紹介した一次試験の問題集同様、実践的な内容をわかりやすい解説と正誤チェック表にて効率的に勉強できます。
ほかの参考書とあわせて使用してください。
二次試験 機械・制御【論説編】の参考書は無くても良い
二次試験の参考書は、必ずしも全て購入する必要はありません。
というのも、機械・制御はほとんど計算問題しか出題されないためです。
電力・管理であれば、6問中4問選択して解答しますが、合格するためには計算問題と論説問題の両方知識を身に付けておかなければいけません。
一方で、機械・制御は4問中2問選択して解答しますが、論説問題は出題されても1問なので、勉強するのは非効率です。機械・制御については計算問題を徹底して勉強してください。
電験二種を勉強する流れ
電験二種を勉強する流れとしては、次のとおりです。
No. | 詳細 |
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1 | 参考書を勉強する |
2 | 過去問題を解く |
3 | 過去問題の不明な点については参考書に戻って理解を深める |
上記の繰り返しです。一次試験と二次試験に共通した勉強法なので、効率的に対策してください。
ただし、電験二種の場合はひとつ注意点があります。
それは、二次試験は一次試験と比較すると難易度が比べ物にならないほど高い点です。
勉強する際に「この問題は理解できているはず」といった感覚で試験に挑むと高確率で問題が解けず、結果は不合格となるでしょう。
問題数が少なく解けない問題が増えるにしたがって、挽回しづらいため、問題を見た瞬間に頭が真っ白になることも珍しくありません。
理解したつもりの状態では、これが高確率で起こります。
勉強する際には、この記事で紹介した参考書を用いて理解するまで徹底して勉強しましょう。
電験二種は通信講座でも学習できる
この記事では、電験二種でおすすめの参考書と問題集について解説しました。
最後に、電験二種のもう一つの勉強法を紹介します。それは通信講座を使った勉強法です。
通信教育のSATが手がける電験二種(第二種電気主任技術者)講座は、動画教材とテキスト教材の2つを用いた独自の教材を制作、販売しています。
動画教材はEラーニング形式やDVD形式で視聴することができます。
Eラーニング形式であれば、PCやスマートフォン、タブレット端末で視聴することができますので、例えば通勤電車の中ではスマートフォンで視聴し、帰宅後に家のPCやタブレット端末でつづきから視聴するといった勉強方法も可能です。
また、テキストもフルカラーとなっているので、重要なポイントが直感的にわかる構成になっているのも特徴です。
電験二種は難関資格ですので、やみくも勉強しても合格はできません。
通信講座を使って効率よく合格を目指すのがおすすめです。