第二種電気工事士

電気工事士の年収はどれくらい?年収を上げる方法も解説

13,984人の方が、この記事を参考にしています。

電気工事士は、配線や電気設備の設置工事を担う資格であり、建物を快適に利用するために欠かせない仕事です。

電気工事士として働くにあたって、平均年収がどれくらいなのか気になるところでしょう。また、電気工事士として年収を上げるには、関連業務の経験を積むこと、資格を取得することなどが有効です。

この記事では、電気工事士の平均年収に加えて、年収を上げる効果的な方法についても解説します。

電気工事士の平均年収

電気工事士とは、商業施設やオフィスビルをはじめ、一般の住宅などのあらゆる建物の電気設備や配線の工事を担当する資格です。

電気工事士の平均年収は、第二種電気工事士で300万~450万、第一種電気工事士で400~500万と言われています。

吹き出し左側用のアイコン

企業勤めの方はもちろん、自営業の方も多いため年収には幅があります。

電気工事士として特に高い年収を得ているのは、経験年数が長くキャリアがある方や、責任者など役職がある方、大手企業に勤める方などが中心です。

ただし、工事単価を高くできるような技術力があれば、企業の規模に関係なく、年収の水準を上げることが可能です。

電気工事士の年収を上げる方法

電気工事士として働くうえで知っておきたい、年収を上げる方法について解説します。

地道に経験を積み上げる

先に述べたように、電気工事士は技術、技能がものをいう仕事です。そのため、日々の現場で得られる知識と経験を、着実に吸収することが大切といえます。

「自分にはこれができる」「この分野では他の人に負けない」といった強みやスキルを持てるようになると、さらなる年収アップが期待できるでしょう。

なお、電気工事士の資格がなくても、見習いという立場で働くことは可能です。電気工事士の補佐として現場に立ち、基本的な技術や知識を身につけます。

こういった下積み期間にいかに価値ある経験を積めるかが、電気工事士としてのキャリア形成に大きく影響します。

電気工事の上位資格を取得する

電気工事のキャリアアップに役立つ資格を取得すると、自身の技術だけでなく年収も上がります。基本となる電気工事士資格と、関連資格の概要は以下の通りです。

電気工事士

電気工事士とは、配線や電気設備を設置する電気工事に携わるために必要な国家資格です。

現代の世の中から電気設備が無くなることはまずないので、将来的にも需要の大きい資格と言えます。

吹き出し左側用のアイコン

電気設備の保安を目的とした資格で、試験では電気、配線、施工方法、配線図などに関する知識と技能が問われます。

電気工事士には第一種電気工事士第二種電気工事士の2つの区分があり、それぞれ以下のように作業可能な範囲が異なります。

電気工事士の作業範囲
第一種
電気工事士
第二種の範囲に加え、最大電力500 キロワット未満の自家用電気工作物の作業に従事可能
第二種
電気工事士
600ボルト以下で受電する、一般用電気工作物に限って従事可能

電気工事士試験には、学歴や実務経験などの受験資格はありません。まずは登竜門的な資格である、第二種電気工事士への合格を目指すことをおすすめします。

電気主任技術者

電気主任技術者とは、発電所や変電所、受電設備や電気設備などの保安監督業務に従事するための国家資格です。

吹き出し左側用のアイコン

電気工事を専門とする電気工事士と比べ、電気設備の保安監督ができるという点で社会的評価が高いといえます。

電気主任技術者は第一種・第二種第三種があり、取り扱いできる電気工作物の範囲が以下のように異なります。

第一種~第三種電気主任技術者が取り扱いできる電気工作物
第一種
電気主任技術者
すべての事業用電気工作物
第二種
電気主任技術者
電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
第三種
電気主任技術者
電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物
(出力5千キロワット以上の発電所を除く)

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター

さらに、電気設備がある施設には、電気主任技術者の有資格者を選任する義務があります。電気設備はあらゆる建物に必ずあることから、資格の需要が高く、転職もしやすいでしょう。

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士とは、電気工事の施工管理における知識・技術を評価する国家資格です。

電気工事施工管理技士には1級と2級の区分があり、担当できる工事の規模や役割が異なってきます。

吹き出し左側用のアイコン

電気工事の施工管理に携わるのに必要な資格とされ、技術者から管理者へのキャリアアップに役立ちます。そのため施工管理では、現場の統括的な管理が業務の中心となります。

電気工事そのものよりも施工管理に興味があるという方は、満17歳以上なら誰でも受験できる2級から挑戦するとよいでしょう。

また、令和6年度からは受験資格が改正されて、1級でも19歳以上であれば施工管理技士の受験が可能になりました。そのため、さらに施工管理で上位資格がほしい方は1級に挑戦してみてください。

電気工事士として年収を上げるには、経験と資格が必要

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

電気工事士として年収を上げたい場合には、日々の業務で地道に経験とスキルを積むことが基本です。

電気工事士は技能がものをいう技術職であるため、経験を積むほど年収が上がります。他に負けないスキルを磨けば、性別や所属する企業の規模を問わず、収入アップを目指せるでしょう。

また、第一種電気工事士や電気主任技術者といった資格を取得することも、キャリアアップに大いに役立ちます。

仕事と資格試験の勉強を両立したい方には、SATの通信講座がおすすめです。わかりやすいテキストと解説動画で、要点を押さえた効率的な勉強ができます。さまざまな関連資格の講座も開設されているため、一度SATの通信講座をチェックしてみてください。

SATの第二種電気工事士講座は
24時間365、オンラインでの受講可能!

  • スマホまたはPCがあればどこでもかんたん受講できる
  • 電流とは?抵抗とは?電圧とは?レベルからしっかり説明!
  • フルカラーのオリジナルテキストやる気も持続!

\ 詳しくはこちらをチェック /

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『電気工事士の年収はどれくらい?年収を上げる方法も解説』の記事について

[contact-form-7 id="1771" title="記事に対するご意見投稿フォーム"]
取りたい資格・知りたいことをお選びください