職長・安全衛生責任者

職長・安全衛生責任者経験は転職で有利になる?転職事情とキャリアの広げ方を徹底解説

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現場経験の多い人は是非とも取得しておきたい資格が職長・安全衛生責任者です。職長を経験する場合など現場を指揮する立場の人ならば確実に役に立つ資格です。講習やWEB講座で取ることができるため、今まで取得していなかった方は是非とも取得をおすすめします。

しかし、他の現場系資格と違いこの資格で転職に大きく影響することはないでしょう。基本的に職長クラスの人は持っている事が多い資格ですので確実に抑えたいという資格になります。しかし、この資格も現場経験などと組み合わせることで転職にも有利になります。

そんな職長・安全衛生責任者ですが、実際に転職に役に立てる場合はどんな仕事があるのか?また、この資格は転職の際に何が見られているのかをこの記事では紹介していきます。資格を面接の際にどのように有効活用すればいいのかも紹介していますので、是非参考にしてみてください。

1.職長・安全衛生責任者を取得すると、どのような仕事に就けるのか?

職長・安全衛生責任者を取得した場合はどのように転職に影響するのか?ここではそのような疑問に対して職長・安全衛生責任者を最も活用できる業界を例に月収や活用内容についても解説していきます。

施工管理

職長・安全衛生責任者といえば、やはり施工管理です。現場での指揮をする機会が最も多いのもこの業種ですので、この資格は求められることも多いです。施工管理は職人の管理が主な仕事ですので、入社前にはこの資格を抑えておくといいでしょう。

年収は400万程度ですが、もちろんこの金額は現場経験によって大幅に変わりますので、是非ともご自身の経験を最大限活かす転職先を探してください。

製造業

製造業においてもこの資格は非常に有効です。この資格は現場において指揮をする立場にある人が取得する資格ですので、製造業に従事していて現場の責任者に任命される際に取得するとより効果があるでしょう。未経験の場合でもは、キャリアアップの一環として取得するのがベストです。

年収は350万程度です。製造業も責任が大きくなればこれ以上の金額も見込めます。この資格を中心にキャリアップを重ねることが給料を上げる確実な方法でしょう。

サービスエンジニア

サービスエンジニアの場合は小規模なメンテナンスなどのケースは必要ありませんが、大型の改修時には数十人のチームで動くことも珍しくありません。そのような際にはこの資格が役に立つでしょう。大掛かりな現場に転職したいと考えた際にも非常に有効です。

年収は300万程度です。サービスエンジニアも現場の規模によって大幅に異なりますので、現場規模が大きくなればその分給料も上がってきます。

施工スタッフ

施工管理ではなく工事を実際に担当する施工スタッフにもこの資格は非常に役に立ちます。初めて現場に入る方にはあまり効果はないかもしれませんが、現場経験が長く職長の経験もある方は現場を管理する上ではこの資格を持っていると作業も安全かつ効率的にできます。

年収は350万程度です。現場経験と施工管理へのステップアップで給料はかなり変わってきます。現場によっても異なるため、転職エージェントなどを利用されることをおすすめします。

2.職長・安全衛生責任者を取得した人の転職事情

資格は持っているだけでは効果を発揮することはありません。資格は自分の能力を適切に評価してくれるものです。そのため、転職において資格は採用側は何を見ているのかということをここでは紹介していきます。

実務経験

職長・安全衛生責任者は転職に有利になる資格であるとは言い難いです。しかし、工事現場において責任者になる立場の人ならば確実に持っておきたい重要な資格です。実際に大手の工事現場では職長を選ぶ際にこの資格が必須になっているなど、近年は重要度も増してきています。

このように職長・安全衛生責任者は重要度は増していますが、転職に関して言えばこの資格があれば転職ができるということはありません。あくまでもこの資格は講習で取得できるもので、受験資格も無いため所定のカリキュラムを修了すれば誰でも取れます。

資格をとったからと言ってそこまで有利になるわけではありません。そのため、転職としてこの資格を活用する場合には補助的な役割として使うのが有効です。この資格は現場の作業員を安全かつ効率的に指揮するために必要な資格です。

この職長としての経験や現場での経験を踏まえて、資格を取得したことをアピールするほうが転職では有効でしょう。建設業界で実務経験がやはり最も有効です。特に現場を任せられる職長クラスの人だと求人は多いでしょう。

工事を行っていなかったとしても施工管理でも、最終的には資格と現場経験が重要になります。職長・安全衛生責任者は、現場において作業員を指揮・監督できる資格です。実際に職長として現場で仕事をした経験を踏まえて資格を取得したことを説明すると転職にも有利でしょう。

採用側も現場経験が豊富で現場の指揮を任せられる人をどこも欲しがっています。資格自体は誰でも取れますが、現場経験を踏まえてこの資格を取得すると転職でも有利に働くでしょう。

他資格との掛け合わせ

2つ目に見られているポイントとしては、他にどのような資格を持っているかです。前述の通り、この資格は単体ではあまり有効とも言えません。現場経験や職長の経験などがあって初めて有効な資格となるのです。そのため、他にどのような資格が持っているかが重要になってきます。

職長があれば現場の指揮を任せることが出来ますが、それ以外にも施工管理技士などを始めとした比較的難易度の高い資格を持っていれば、現場経験があまり無くても転職では希少な存在となるでしょう。

現場を理解しており、専門技術も持っているため採用側としても安心して現場を任せることができるでしょう。

未経験の場合は取得理由

未経験の場合は資格を取得した理由などが見られます。まず、この資格を現場未経験で取得するということは基本的に無いでしょう。しかし、施工管理の場合は現場経験が少なくてもこの資格は取得します。基本的にその場合は資格について触れられることはあまりありません。

資格について触れられる場合は、なぜこの資格を取得したのか?この資格を取得した上で、今後どのようなキャリアパスを歩んでいきたいかなどを説明できることが重要になってきます。未経験の場合でも資格単体ではなく、資格を使いどのようなことがしたいのかなどが重要になるのです。

3.職長・安全衛生責任者が転職市場で人気な理由はなに?

資格は持っているだけでは中々効果を発揮してくれませんが、それでも資格取得者は企業にとって需要があります。ここでは転職市場で資格取得者がなぜ人気なのか紹介していきます。

実務経験の裏付けになるため

一番大きいのが実務経験をアピールすることができる点でしょう。この職長・安全衛生責任者という資格は、残念ながらこの資格があれば仕事を獲得できるとか、手当が出るといった特別なものではありません。建設業ではごく一般的な資格の一つです。

反対に持っていないと現場に入ることが出来ない可能性があるという資格です。だからこそ、実務経験が豊富で資格を持っていない人が、是非とも取得するべき資格の一つなのです。今は実務経験をアピールして職長になることは減ってきています。

反対にこの資格があれば、実務経験が足りなくても安全上の問題から、管理側としては資格を持っている人を職長にしなくてはなりません。実際に実務経験が足りない人が職長になるのは、元請けを始めとした管理側は非常に不安になります。

そこで、実務経験がある人が職長としてこの資格を持っていることをアピールすれば、管理側としても現場のことをしっかりと理解しており、実務経験も長い人が職長であるため非常にスムーズに現場が回りやすいのです。

責任者に任命することができる

以前までは職長は現場経験がある人であれば、この資格がなかったとしても職長になることは出来ました。しかし、最近では企業のコンプライアンスの観点から大手企業の現場を始めとして、この資格を持っていない職長は認められないケースも増えつつあるため非常に重要です。

職長は現場で働く労働者を直接指揮・監督する人が取る資格のため、この資格を持っている場合は実務経験がない場合でも職長として任命されることがあります。また、施工管理などの現場の管理がメインの職業の場合も必須の資格になってきます。

現場において何らかの責任を負う立場になる場合は、この資格があると便利ですし、責任者になることがあります。職長などに任命されることが多い場合や施工管理は確実に取得しておきたい資格の一つです。特に必要な条件もありませんので、早めに取得するのがおすすめです。

他にも現場で作業経験はある程度あるけれども、職長はやったことが無いという作業員方もこの資格は有効です。資格さえ持っていればいつでも職長に任命することは可能です。実際の現場では職長も監督だけではなく作業をしているケースがほとんどです。

未経験でも現場への理解度がある

前述の通り、この資格は残念ながら転職や就職に役に立つ資格ではありません。正直な話として、この資格だけを持っているとしても転職は厳しいでしょう。しかし、現場経験のない人が取得しても意味がないということはありません。

資格を活かす手段は様々です。この資格を取得される方は現場経験が未経験ということはほぼ無いでしょう。何らかの現場に入ったことはあるはずです。しかし、未経験で入社した施工管理などは資格を取得しても、現場経験が圧倒的にたりません。

 

恐らく資格を持っていない職人の方が、現場経験も長く指示も的確なんてケースがあります。そのような現場経験があまりない施工管理が、もしも転職する場合などは最低限現場を理解しているという意味合いでこの職長・安全衛生責任者の資格が必要になるでしょう。

この資格があれば、現場に対する知識はあるということや現場において責任者として任命することもできるため、転職に有利とは言えませんがあると何かと便利な資格であることは間違いありません。

4.職長・安全衛生責任者の資格を活かして有利に転職を進める方法

資格を取得したから転職がすぐにできるかといえばそうでもありません。資格はあくまでも補助的な役割なのです。しかし、取得した資格をアピールすることで転職にも非常に有利になります。ここでは、転職を有利に進めるために資格の活用方法について紹介します。

他の資格も取得してみる

この資格と最も相性がいいのはやはり現場経験です。職長経験があり、職長・安全衛生責任者の資格を保有していれば転職も有利に進みます。また、他の資格との組み合わせることでより現場への習熟度を高めて即戦力になることができるでしょう。

資格を活かすキャリアパスをアピールする

実務経験が少ない場合は、自分の実務経験を元に資格をどのように活かすかキャリアパスを面接時にアピールすることが有効でしょう。

5.職長・安全衛生責任者の有資格者が転職で使うべきサービス

資格を取得したら次は転職の求人探しです。しかし、自分で免許を活かせる環境を探すのは非常に大変ですし、ミスマッチが発生したら資格も無駄になってしまいます。そこで、ここでは資格取得者が転職で使うと便利なサービスを紹介していきます。

転職エージェント・人材紹介を利用する

職長・安全衛生責任者は基本的に現場経験が長い人のほうが効果を発揮する資格です。現場経験が足りない方は他の資格を取得するほうが、キャリアには繋がります。この資格は現場経験があって初めて機能します。そのため、転職エージェントも専門的なキャリアに強いエージェントが最適です。

どうしても転職エージェントの場合は転職までに時間がかかることがありますが、会社の雰囲気やどのような人材を求めているかなどを的確に教えてくれるため、転職エージェントも利用することをおすすめします。

転職サイトを活用する

職長・安全衛生責任者の資格を取得する方の殆どが施工管理の職を経験しています。特に実務経験が非常に重要な資格のため、キャリアに裏付けられた資格であることを相手は非常に評価します。そのため、キャリアを適切に評価してくれる求人の方が確実です。

施工管理求人ナビなら施工管理の求人を専門に扱っているため、どの会社も現場での専門性を評価してくれるでしょう。現場での現場指揮の経験を面接でアピールすることが大切です。

6.まとめ

職長・安全衛生責任者はこの資格で転職に大きく影響するというものではありません。しかし、実務経験が豊富な方は資格を裏付けしてくれるため、実務経験のアピールをするという意味では非常に有効な資格です。建設業を中心に転職は実務経験を評価します。

一番重視されるものを確実にアピールできる材料としては職長・安全衛生責任者は非常に有効であると言えます。講習で比較的簡単に取れる資格ですので、未取得の方は是非とも取得しておくことをおすすめします。時間がない方はSATのWEB講座をおすすめします。いつでもどこでも受講でき、修了時には修了カードも発行されます。

 

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