こんにちは。S.Tと申します。
私は、機械設計と材料設計の両方に長年携わってきた経験を持つ、モノづくりのプロフェッショナルです。
今回は、私の職務経歴と自己PRをご紹介し、機械設計と材料設計の魅力とキャリアについてお話したいと思います。
モノづくり企業の人事担当者様や中途採用入社の方にとって、参考になる情報があれば幸いです。
S.T氏はSAT PROの登録専門家であり、企業研修やセミナー講師としてご活躍されています。
S.T氏のプロフィールを詳しく知りたい方はこちらからアクセスください。
私の自己紹介と専門分野
私は、機械設計において、特に小型高密度実装が必要とされる製品について豊富な知識と経験を持っています。
これまでの経験から、企画・デザイン担当や金型・成型担当との日常的な詳細な打ち合わせを通じて、設計の上流工程だけでなく製造フェーズまで含めたトータルなものづくりの知識を習得してきました。
経歴について
富士通株式会社(2002年4月~2014年3月)
モバイル無線端末の機構設計を担当し、防水構造決定や材料仕様の決定をチーフとしてまとめました。この取り組みは現在、日本の防水端末のスタンダードとなっています。また、共通チームに配属され、CAE解析結果から各機種へのフィードバックやVPS組立データ作成を行いました。
共同技研化学株式会社(2014年5月~2018年9月)
アクリル両面テープ、シートの開発・製造・販売事業に従事し、電子材、自動車向けを中心とした高機能両面テープの設計、開発、販売を行いました。また、品質管理も兼任し、顧客クレーム対応や不具合分析、歩留まり改善などを行いました。
(2018年10月~現在)
専門技術コンサルティング事業を展開し、ウェアラブル端末、ドローン、ヘッドセットなどの機構設計やプロジェクトマネージメント、プロセス改善、品質対応、サプライチェーン構築などを行っています。また、防水構造やフロントローディングプロセスに関するセミナーの講師や、新規事業の支援も行っています。
専門分野について
私は、材料設計においても機構設計と密接に関わっていますが、機械と化学の両方の知識を有するため、パイオニア的なチャレンジをしています。
材料の変更は設計において敬遠されがちな検討項目ですが、イノベーションを考える際には、材料選定からアプローチすることで、検討は複雑になりますが解決の糸口となることが多々あります。
そのため、材料に関する知識を持つことは、アイディアの創出や課題解決のスキルとして重要だと考えています。
材料と構造の両方からアプローチすることで、課題解決力を示すことができると信じています。
これまでの経験を通じて、構造と材料の両面でメーカーや研究機関とプロジェクトを共同で推進していく力と方法を習得しています。
特に、これまでにない技術に対しては、大学や研究機関と協力してプロジェクトを進めることを重要視し、積極的にアプローチする意識を持っています。
また、設計に留まらず品質管理にも携わり、マネージメントの経験もあります。その経験から、お客様への説明や不具合分析も行ってきました。
これにより、製品開発におけるPDCAを効果的に実施するマインドを持っていると考えています。
機械設計と材料設計の魅力
機械設計と材料設計は、ものづくりの根幹を担う分野です。
機械設計とは
製品の機能や性能、品質、コストなどを考慮して、機械構造や部品の形状や寸法、組み立て方などを決める作業です。
材料設計とは
製品の機能や性能、品質、コストなどを考慮して、機械構造や部品に適した材料や加工方法、表面処理などを決める作業です。
機械設計と材料設計の魅力は、以下のようになります。
製品のイノベーションを生み出すことができる
機械設計と材料設計は、製品の特徴や差別化を決める重要な要素です。新しい機構や材料を開発することで、市場にない製品やサービスを提供することができます。
製品のライフサイクルに沿って、様々なステークホルダーと関わることができる
機械設計と材料設計は、製品の企画から製造、販売、アフターサービスまで、製品のライフサイクルに沿って、様々なステークホルダーと関わることができます。
企画やデザイン、金型や成型、評価や検査、顧客やサプライヤーなど、多くの人とコミュニケーションをとりながら、製品を完成させることができます。
自分のアイディアや技術が形になって、世の中に貢献することができる。
機械設計と材料設計は、自分のアイディアや技術が形になって、世の中に出ていくことができます。自分が設計した製品が、人々の生活や社会に役立っていると感じることができます。
機械設計と材料設計のキャリア
ここまでは魅了について紹介してきましたが、ではキャリアはどうなのでしょうか。機械設計と材料設計のキャリアは以下のようになります。
機械設計や材料設計のスペシャリストとして、自分の得意分野を深めることができる
機械設計や材料設計には、様々な分野や領域があります。
自分の興味や適性に合わせて、自分の得意分野を深めることができます。例えば、防水構造や放熱、ヒートマネージメント、機能性材料などがあります。
機械設計や材料設計のジェネラリストとして、幅広い分野や領域に対応することができる
機械設計や材料設計には、様々な分野や領域があります。
自分の知識や経験を活かして、幅広い分野や領域に対応することができます。例えば、スマートフォンやウェアラブル機器、ドローンやロボットなどがあります。
機械設計や材料設計のマネージャーとして、プロジェクトやチームをリードすることができる
機械設計や材料設計には、様々なステークホルダーとのコミュニケーションや調整が必要です。
自分のリーダーシップやマネジメントスキルを発揮して、プロジェクトやチームをリードすることができます。
防水設計エキスパートとして、プロセスを構築できる。
防水設計には、様々な規格や構造、評価方法、放熱やCAEなど、多岐にわたる知識と技術が必要です。
これらの要素を総合的に理解し、最適な防水設計プロセスを構築することができます。防水機器の品質と性能を高めることに情熱を持っており、最先端の電子防水機器の設計開発に挑戦しています。
機械設計と材料設計をもっと知りたい方へ
今回は、私の職務経歴と自己PRをご紹介し、機械設計と材料設計の魅力とキャリアについてお話しました。
機械設計と材料設計は、モノづくりの根幹を担う分野であり、製品のイノベーションを生み出すことができるとともに、製品のライフサイクルに沿って、様々なステークホルダーと関わることができます。
また、機械設計と材料設計は、自分のアイディアや技術が形になって、世の中に貢献することができるというやりがいがあります。
機械設計と材料設計のキャリアは、スペシャリストとして、ジェネラリストとして、マネージャーとして、様々な道があります。
機械設計と材料設計についてもっと学びたい方は、ぜひSAT PROへお問い合わせください。
特にモノづくり企業の人事担当者様や中途採用入社の方には、とてもためになる講座です。