第三種冷凍機械責任者は、合格発表をされた後に免状申請を行うことで、冷凍機械に携わる仕事に従事できます。つまり、試験に合格しても免状を持っていなければ仕事に従事できません。そのため合格発表がされたらすぐに免状の申請を行うことをおすすめします。
そこで今回は、第三種冷凍機械責任者の合格発表日と免状申請の方法について解説します。重要な内容なので、試験が終了したら必ず確認してください。
目次
第三種冷凍機械責任者の合格発表はいつどこで行われる?
まずは、第三種冷凍機械責任者の合格発表がいつどこで行われるか解説します。
試験から合格発表までのスケジュールと合格発表の確認方法の両方を確認して、免状を申請するまでの全体の流れを把握してください。
【2024年度版】試験から合格発表までのスケジュール
第三種冷凍機械責任者試験のスケジュールについて、令和6(2024)年度の場合を例に見ていきましょう。
試験から合格発表までの流れ | スケジュール |
---|---|
申し込み | 2024年8月19日(月)午前10時~9月4日(水) 午後5時(電子申請) |
試験 | 2024年11月10日(日) ※例年11月の第2日曜日に実施されます。 |
合格発表 | <HPに掲載> 2024年12月20日(金) 午後3時 <普通郵便により合否通知書を送付> 2025年1月6日(月) |
上記が第三種冷凍機械責任者の合格発表日までのスケジュールです。
合格発表は例年12月下旬にHPに掲載され、合否通知書は年が明けた1月上旬に発送されます。
冷凍三種の合格率は平均35%程度となっていますが、開催年度によっては10%後半になることもあるなど、あまり合格率が安定しない試験です。
合格発表日は試験から約2ヶ月後となるため、試験終了後は自己採点をして試験に対する不安を少なくしておきましょう。
合格発表の確認方法
合格発表日になると高圧ガス保安協会の公式ページにある「合格者発表ページ」から合格者の受験番号を検索できます。
第三種冷凍機械責任者の項目をクリックすると、合格者の受験番号が一覧で表示されるため、自分の受験番号の有無を確認してください。
ちなみに、合格者の受験番号は試験地域ごとに表示されています。そのため、受験した地域を先に表示させて受験番号を照合すると、素早く合否を確認できます。
第三種冷凍機械責任者の免状申請の流れ
ここまでは、第三種冷凍機械責任者試験の合格発表について解説しました。
続いては、試験に合格した方が資格の免状を申請する方法について解説します。
ここにある解説を参考にして、手早く申請を終わらせてください。
免状申請は都道府県ごとに違う
高圧保安ガス協会のホームページにも記載があるように、免状申請の手順は受験をした都道府県によって変わります。
山梨県または長崎県で受験した場合
山梨県または長崎県で受験をした場合は、合否通知書のみが郵送されます。免状の申請先はそれぞれの受験した都道府県の高圧ガス担当課になりますので、申請方法はそちらの案内をしてもらうようにしましょう。
山梨県または長崎県以外で受験した場合
合格した場合、合否通知書と免状交付申請書が一体になったものが届きます。なお残念ながら不合格だった場合は合否通知書のみが届きます。免状の申請先は高圧ガス保安協会になります。
免状申請に必要なもの
免状申請に必要なものは、次のとおりです。
No. | 準備物 | 備考 |
---|---|---|
1 | 申請書 | |
2 | 申請手数料(収入証紙) | 3,400円※ |
3 | 写真(撮影から6ヶ月以内のもの) | 縦2.5cm×横2.5cm |
4 | 試験の合格を証する「合格通知書」又は「合格証明書」のいずれかの原本 |
※福岡県においては「領収証紙」、広島県は「金融機関の納付書」です。また、大阪府においてはコンビニまたは金融機関で納付となります。都道府県ごとに少し違うので、確認するようにしてください。
上記が免状申請に必要な準備物です。
申請書は、高圧ガス保安協会の「免状申請ページ」から書式をダウンロードできるため、自分で印刷できる方はネットから入手して申請書を記入しましょう。
ここで紹介した準備物を揃えてから高圧ガス保安協会に申請書を提出することで、申請は完了します。
次の項目では、免状申請が完了するまでの流れについて確認してください。
免状申請の流れ
第三種冷凍機械責任者の免状申請の方法は難しくありません。
前項で解説した準備物を揃えて、都道府県ごとに存在する高圧ガス保安協会に申請することで免状が交付されます。
全体の流れとしては、次のとおりです。
順番 | 行動 | 備考 |
---|---|---|
1 | 合格発表 | HP上で受験番号が公表される |
2 | 合格通知の到着 | 合格発表後に郵送される |
3 | 合否通知・免状申請書の修正、写真の添付 | 申請に必要な準備物を揃える |
4 | 合否通知・免状交付申請書の送付 | 「簡易書類郵便」又は「書留郵便」で送付する |
5 | 免状の到着 | 2週間~4週間の間で免状が到着する |
上記が第三種冷凍機械責任者の免状申請の方法です。なお高圧ガス保安協会に申請書類が届いてから免状が届くまでおよそ4週間程度かかります。
免状の申請は早ければ早いほど良いので、隙間時間を見つけて素早く終わらせるようにしましょう。
第三種冷凍機械責任者の合格発表日と免状申請のまとめ
今回の記事では、第三種冷凍機械責任者の合格発表日と免状申請の方法について解説しました。
記事の内容について、もう一度ポイントを見ていきましょう。
第三種冷凍機械責任者の合格率 | ・35%前後の合格率の間で変動している ⇒合格率は年度によりブレがある。 ⇒試験修了後は自己採点を忘れずに行う。 |
---|---|
第三種冷凍機械責任者の免状申請について | ・免状申請に必要な準備物 ⇒免状交付申請書、手数料(3,400円)、写真(縦横2.5cm)、合否通知書 ・免状の申請先 ⇒各都道府県にある高圧ガス保安協会。一部地域のみ申請先が異なる |
ビルメン4点(5点)セットの1つである第三種冷凍機械責任者を取得することで、ビルメンテナンス業界で就職・転職する際に有利になります。
業界の仕事では、現場での経験も重要なポイントになるため、試験に合格したらこの記事で紹介した方法で免状の申請を素早く完了させましょう。