熱中症予防労働衛生教育は、職場での熱中症を予防するための安全衛生教育です。
熱中症は重症化すると命に関わる大変重い症状が現れることもあるため、現場作業をされる方や管理者の方は受講されることをおすすめします。
この記事では、熱中症予防労働衛生教育が受講できる全国の講習機関を紹介しています。また、端末とインターネット環境があれば、居住地を関係なく問わずに受講ができるオンライン講座についても紹介します。
目次
熱中症予防労働衛生教育の受講対象者
熱中症予防労働衛生教育は、職場での熱中症を防ぐための対策として実施されています。労働者が熱中症のリスクを理解し、適切な予防措置を講じることを目的としています。
主な受講対象者としては、以下のような職業が想定されています。
- 高温多湿な作業場所で作業を管理する者、または労働者
- 建設業
- 建設現場に付随して行う警備業
熱中症予防労働衛生教育のカリキュラム
熱中症予防労働衛生教育のカリキュラムは下記のようになってます。合計で3.5時間の学科講習となっています。実技科目はありません。時間が短いため、ほとんどの講習機関で1日のみの講習で受講が完了します。
カリキュラム名 | 試験時間 |
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熱中症の症状 | 0.5時間 |
熱中症の予防方法 | 2.5時間 |
緊急時の救急処置 | 0.25時間 |
熱中症の事例 | 0.25時間 |
合計 | 3.5時間 |
熱中症予防労働衛生教育が受講できる全国の講習機関
ここからは、熱中症予防労働衛生教育が受講できる全国の講習機関を紹介します。各地方ごとに掲載しますので、居住地や勤務地の地方をご確認ください。
【東北地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
東北地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【東北地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 東北安全技能研修センター(宮城県) |
2 | 建災防 宮城県支部(宮城県) |
3 | 建災防 青森県支部(青森県) |
4 | KCI教育センター(福島県) |
【関東地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
関東地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【関東地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 関東安全衛生サービスセンター(東京都) |
2 | 東京技能講習協会(東京都) |
3 | 東京労働基準協会連合会(東京都) |
4 | 建災防 神奈川支部(神奈川県) |
5 | 建災防 埼玉県支部(埼玉県) |
6 | 技術技能講習センター(関東各地) |
【中部地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
中部地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【中部地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 一般社団法人 名古屋南労働基準協会(愛知県) |
2 | 一般社団法人 名北労働基準協会(愛知県) |
3 | 一般社団法人 浜松建設業協会(静岡県) |
4 | 那加クレーンセンター(岐阜県) |
5 | 建災防 石川県支部(石川県) |
【近畿地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
近畿地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【近畿地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 新大阪労働安全教習所(大阪府) |
2 | 建災防 大阪府支部(大阪府) |
3 | 建災防 兵庫県支部(兵庫県) |
4 | 建災防 京都府支部(京都府) |
5 | 建災防 和歌山県支部(和歌山県) |
【中国・四国地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
中国・四国地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【中国・四国地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 建災防 広島県支部(広島県) |
2 | 一般社団法人 岡山県労働基準協会(岡山県) |
3 | 建災防 香川県支部(香川県) |
4 | 公益社団法人 愛媛労働基準協会(愛媛県) |
5 | ロイヤルコーポレーション(中国・四国各地) |
【九州・沖縄地方】熱中症予防労働衛生教育が受講できる機関
九州・沖縄地方で熱中症予防労働衛生教育を実施講習機関を紹介します。講習機関によって開催している期間が限られるため、詳細の情報はリンク先よりご確認ください。
No. |
【九州・沖縄地方】熱中症予防労働衛生教育を実施しているおもな講習機関 |
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1 | 建災防 福岡県支部(福岡県) |
2 | 一般社団法人 福岡経営者労働福祉協会(福岡県) |
3 | 一般社団法人 大分県労働基準協会(大分県) |
4 | 一般社団法人 熊本県労働基準協会(熊本県) |
5 | 建災防 沖縄県支部(沖縄県) |
熱中症予防労働衛生教育はオンラインでも受講ができる
ここまで、熱中症予防労働衛生教育が受講できる全国の講習機関を紹介してきましたが、熱中症予防労働衛生教育はオンラインの講座でも受講が可能です。
ここからは、SATが提供している熱中症予防労働衛生教育講座を例にオンライン講座のメリットを紹介していきます。
いつでもどこでも受講ができる
オンライン講座の最大のメリットは、いつでもどこでも受講ができることです。
SATの熱中症予防労働衛生教育講座の場合は、あらかじめ収録された講義動画をインターネットに接続された端末で視聴する受講形式です。収録済みの動画であるため、時間帯を気にすることなく受講することが可能です。
また、講義の途中で再生を一時停止をし、別の日時に続きから受講することも可能です。これによりスキマ時間を有効に使って受講をすることが可能です。
受講の際の監視人が必要ない
SATの特別教育や安全衛生教育のオンライン講座は、PCやスマートフォンやタブレット端末で受講が可能です。その際に端末のカメラが必要になります。
カメラを利用することで、本人が受講しているかを確認するためです。PCで受講する場合にカメラがついていない場合は、USB等の外付けのWebカメラでも構いません。
このシステムにより監視人いらずで24時間いつでも受講できる環境を構築しています。労働局にも認可を得ているので、安心して利用することができます。
アプリタイプの修了証がある
SATの特別教育や安全衛生教育では、受講が完了した際の修了証の発行にも対応しています。修了証にはプラスチックカードタイプのものとスマートフォンのアプリタイプのものがあります。
アプリタイプの修了証はiOS/Androidに対応しており、スマートフォン上で修了証を管理することが可能です。SATで受講した特別教育や安全衛生教育は1つのアプリ上でされるため、複数の修了証を一括で管理できます。
なお、通常のプラスチックカードタイプの修了証も発行しています。プラスチックカードタイプの修了証をご希望の方は、購入の際にアプリ+プラスチックカード版をご選択ください。アプリの修了証も同時に発行されます。
熱中症予防労働衛生教育を受講しよう
ここまで、熱中症予防労働衛生教育の講習会を受講機関や、オンラインでの受講方法を紹介してきました。
熱中症予防労働衛生教育は受講が義務化されているわけではなく、受講をしないことによる罰則があるわけではありません。しかし、熱中症は重症化すると40度を超える体温になるため大変危険な状態となります。現場作業をされる方は受講することをおすすめします。
熱中症予防労働衛生教育の講習会は全国各地で開催されていますが、年間に数回しか開催されてない地域も多くあります。そのような場合はオンラインで受講することもオススメです。