給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者の免状とは?資格概要も解説します

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「給水装置工事主任技術者の免状ってなに?」「交付や申請の方法について知りたい!」 上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。

この記事では、給水装置工事主任技術者の免状を受け取るために必要な「交付」「申請」について詳しく紹介していきます。 難しい手続きはありませんので、内容を把握し、スムーズに免状の申請を行いましょう。

給水装置工事主任技術者の免状とは

給水装置工事主任技術者の資格を取得する際、「免状」について知っておく必要があります。 以下にて、詳しく解説していきます。

給水装置工事主任技術者の免状って?

給水装置工事主任技術者の免状とは、給水装置工事主任技術者試験に合格した人に対し、厚生労働大臣が交付する大切な書類です。

免状については、『水道法第二十五条の五』でも記されています。 免状の交付申請をしていない人は多く、平成30年の10月時点で約30万人いるとされています。

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試験に合格しただけでは、給水装置工事主任技術者を名乗ることはできません。合格後は、速やかに交付申請を行いましょう。

免状を受け取るために必要な手続き

免状を受け取るために必要な手続きは下記のとおりです。

No. 免状申請に必要な手続き
1 申請内容に沿った書類をダウンロード
2 日本工業規格A列4番の用紙に印刷
3 必要事項を記入
4 添付書類、返信用封筒(切手貼付)を同封
5 申請書送付先に簡易書類として郵送

申請後、手元に届くまで約2ヶ月かかります。
また、「新規交付」「書換え交付」「「再交付」に関しても上記と同じ手順です。

免状を紛失したときや更新するときの対応方法

給水装置工事主任技術者の免状を紛失したり更新したりする際には、それぞれにあった対応をしなければいけません。

もし、免状を紛失した場合には「再交付申請」をしましょう。 国土交通省の「再交付申請」から申し込みが可能です。

また、資格を有している方の氏名や住所が変更された場合には「書換え申請」が必要です。 こちらも同様に、国土交通省の「書換え申請」から申し込みを行いましょう。

それぞれに適した方法を焦らずに行ってください。なお、これらの申請先は令和6年4月以前までは管轄が厚生労働省でしたが、現在では国土交通省へと移管されています。

給水装置工事主任技術者の免状は更新が必要

給水装置工事主任技術者の免状は、下記に該当する場合、更新が必要です。

No. 項目
1 結婚などによる氏名の変更
2 本籍地変更を伴う県外への住所変更
3 資格取得をしてから10年が経過した

必要なものは顔写真のみであり、講習の必要はありません。

給水装置工事主任技術者証とは

給水装置工事主任技術者には、免状とは別に「給水装置工事主任技術者証」とよばれるものがあります。

これは、工事現場などで給水装置工事主任技術者としての証明を求められた際に、主任技術者として資格を持っていることを提示できるよう発行されています。

顔写真付きのカードタイプで発行されるため、自身が主任技術者であることを簡単に証明できるのが特徴です。

技術者証の発行については「公益財団法人 給水工事技術振興財団」が取り扱っているため、詳しい情報については、こちらを確認してください。

試験に合格してから5年経過したかなどによって研修の受講が必要となる場合があるので、詳細を確認し、自分に合った方法で技術者証を発行しましょう。

給水装置工事主任技術者とは?

給水装置工事主任技術者とはどのような仕事をしているか、あらためて確認をしていきましょう。

給水装置工事主任技術者の仕事内容

給水装置工事主任技術者の仕事内容は、水道水を安定して供給するための給水設備を工事・施行することです。

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給水装置とは、水道事業者が道路下に設置した配水管より先から、配水管の水圧を利用して使われる建物の給水用具までの範囲全てを指します。


ちなみに、給水用具とは、蛇口、給湯器、自動湯張り型風呂、洗浄便内蔵型大便器などのことです。 また、検針のみの業務は含みませんが、水道メーターの取付けや取外し、交換などの作業も実務経験として含まれています。

給水装置工事主任技術者になる方法

給水装置工事主任技術者になるには、所定の試験実施機関に受験願書を提出し、試験に合格する必要があります。

既に解説した通り、合格後は交付申請を行い、厚生労働大臣より給水装置工事主任技術者の免状を交付してもらう必要がありますので、あわせて覚えておきましょう。

試験は年に1回のみのため、出願手続きを忘れると、来年以降の受験になってしまうので注意が必要です。

受験をする際には、実施している機関のWebサイトより受験者自身の情報を登録後、印刷をして郵送で申請します。 受験申請可能期間になりましたら、実施している機関のWebサイト上より登録フォームが公開されます。

その後、受験票が発送されて、試験を受験します。先ほども説明したように、試験に合格したあとは、厚生労働大臣に交付申請します。免状が交付されるまで2ヵ月かかるため、合格後はできるだけ早く申請しましょう。

さらに、「給水装置工事主任技術者証」は、発行申請してから発行されるまで1ヵ月以上かかります。発行者は給水工事技術振興財団理事長です。 受験の申請から交付まで、約8~9ヶ月かかるということを念頭に置いておきましょう。

受験資格

給水装置工事主任技術者を受験するための受験資格は「給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する者」です。 


講習などでは取得できず、「資材を現場に運ぶだけの仕事」「給水工事店で事務仕事をしていた」といった内容の仕事は実務経験に含まれませんので注意してください。

受験資格のある人は、下記の試験科目を勉強していきましょう。

No. 科目名
1 公衆衛生概論
2 水道行政
3 給水装置工事法
4 給水装置の構造および性能
5 給水装置計画論
6 給水装置工事事務論
7 給水装置の概要
8 給水装置施工管理法

合格基準は、全科目の総合得点が40点以上であること、もしくは「給水装置の概要」と「給水装置施工管理法」を除く6科目の合計点が27点以上であることです。

以前に受けた試験で合格点に到達していた科目がある場合でも、全ての科目を受け直さなければいけません。

また、『管工事施工管理技士』の資格を取得している場合は1級・2級とも試験科目の一部が免除となるため、該当する人は要チェックです。 範囲が広いので、計画的に勉強を進めていきましょう。

給水装置工事主任技術者の勉強方法

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

最後に、給水装置工事主任技術者のおすすめの勉強方法について紹介します。

給水装置工事主任技術者は受験の際に3年以上の給水工事に関する実務経験が必要ですので、働きながら勉強を進める場合が多いです。

普段の業務で疲れて帰宅した後、そこから勉強を行うとなるととても大変なことです。「少しでも短い勉強時間で、効率よく合格を目指したい」という方も多いことでしょう。

そこでおすすめなのが通信講座を利用した勉強方法です。通信講座のSATが提供する給水装置工事主任技術者講座では、専用テキストの他にテキストに準拠した講義動画を使って学習を進めます。

Eラーニングコースの場合、インターネットがつながっている環境であればPCやスマートフォンからどこでも講義動画を視聴することができます。つまり移動中の電車の中にスマホで動画を見るといったこともでき、スキマ時間を有効活用した学習が可能です。

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まだ給水装置工事主任技術者を取得されていない方は、通信講座での勉強をおすすめします。取得されている方は、免状申請を忘れずに行いましょう。

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