QC検定

QC検定で使用すべき電卓と、その活用方法について徹底解説

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QC検定は、「品質管理検定」ともよばれる検定で、品質管理に対する知識をどのくらい保有しているか、全国各地で筆記試験を実施して評価を行います。

QC検定の1級~3級までは、試験の際に電卓の使用と持ち込みが許可されています。ただし、どんな電卓でも使用していいというわけではありません。

そこで今回の記事は、QC検定で使用すべき電卓と合格に役立つ電卓テクニックについて解説します。

QC検定合格には電卓の活用が必須

QC検定には、1級~4級の区分が設けられています。 各区分における試験の出題方式としては、〇×問題や選択問題の主に2種類です。1級においては、この2つに加えて論述問題も登場します。

問題の種類自体は多くありませんが、選択問題の中には実際に計算して答えを導く問題が登場します。分数や百分率、平方根が登場するため、QC検定では電卓が必須といえるでしょう。

また、QC検定では、わからない問題を容易に捨てることはできません。 というのも、各級において「総合得点が70%以上」、加えて1級~3級では「各分野の得点がおおむね50%以上であること」が合格基準に含まれているからです。

その合格基準を超えるためにも、検定に向けて電卓の扱いに慣れておく必要があります。 次のセクション以降で電卓について詳しく解説していきます。

超重要!QC検定で使えない電卓

QC検定は4級では電卓の持ち込みは認められていませんが、1級~3級に関しては、電卓の持ち込みが認められています。

ただし、「関数電卓」とよばれる電卓に関してのみ1級~3級の試験会場へは持ち込みできません。

関数電卓以外であれば、特にサイズの指定もないので、使いやすい電卓を使用してください。 ここでは、QC検定で使用できない関数電卓の詳細について解説します。

QC検定で使用できない関数電卓とは

上記の画像の電卓が関数電卓の例になります。

一般的な電卓と関数電卓の大きな違いは備わっている機能の数です。

一般的な電卓には、四則演算や百分率、ルートの計算機能が備わっています。

一方で関数電卓は、一般的な電卓の機能に加えて、三角関数や指数関数、対数関数などの数学関数の計算などありとあらゆる数式、記憶、入力の機能が備わっています。

一般的な電卓と関数電卓はボタンの数に圧倒的な差があるため、一目見ると違いがわかります。

QC検定を取り扱っている「日本規格協会グループ」にて使用できる電卓と使用できない関数電卓について画像付きで記載してあるので、検定までに必ず確認しておきましょう。

QC検定で使うべきおすすめの電卓ポイントと機種

QC検定では、自分にあった電卓を選択しましょう。 電卓を選ぶ際のポイントとしては、次のとおりです。

No 電卓を選ぶ際のポイント
1 √(ルート)の機能が備わっている
2 表示桁数が12桁まで表示できる
3 メモリー機能が付属している
4 ボタンが大きく押しやすい
5 適度な早打ち機能(2キーロールオーバー)が付いている

ここでは、上記のポイントを踏まえたうえでQC検定におすすめの電卓を3つご紹介します。

シャープ EL-VN82-AX

シャープEL-VN82-AXは、コスパとデザイン性に優れたおすすめの電卓です。 必要な機能がすべて搭載されており、価格も高すぎないので、電卓を選ぶのが面倒な方はこの電卓を選択すれば間違いないと言えるでしょう。

カシオ JF-120GT

カシオ JF-120GTは、カシオの電卓は機能性に優れています。 ボタンが見やすく必要な機能も備わっているため、初心者の方には特におすすめです。 デザイン性はシャープの電卓のほうが優れていますが、機能性の高さから通販サイトでも高評価を集めています。

シャープ EL-N942X

シャープ EL-N942X は先ほどご紹介したシャープの電卓よりもレベルアップした電卓です。 実際の実務で使用を検討している方や電卓を使う資格試験の受験を検討している方におすすめします。コンパクトで軽く、携帯性に優れているのが大きな特徴です。

知っておけばQC検定合格への道が近くなる電卓テクニック

電卓には、覚えておくことでQC検定に役立つ機能が多く存在します。 ここで紹介する機能を使いこなして、合格へ一歩近づきましょう。

No QC検定で役立つ電卓機能
1 メモリー機能
2 集計機能
3 二乗機能

それぞれ確認していきます。

メモリー機能

電卓にはメモリー機能が備わっているものもあります。計算に必要な数字キーや+・−などの記号キーのほかにMと書かれたボタンがメモリー機能です。

メモリー機能は、計算の結果や数値を一時的に記憶できるので、多くの場面で役立ちます。 具体的な機能の役割としては、次のとおりです。

ボタン メモリー機能の詳細
M+(メモリープラス) 計算結果や入力した数値の記憶を足します。
M−(メモリーマイナス) 計算結果や入力した数値の記憶を引きます。
MRC(リコールメモリー・クリアメモリー) 一度押すとメモリー内容を呼び出し(リコールメモリー)、ニ回押すとメモリー内容を消します。(クリアメモリー)

集計機能

集計機能は、電卓のGTボタン(グランドトータルノ)を押すと使用できる機能です。

具体的には「すべての計算結果を集計していく」機能となります。 例えば、「13×4+8×6」といった場合、計算キーを押す前にGTボタンを押すと、即座に正しい計算結果である100が集計されます。

吹き出し左側用のアイコン

GTボタンを押すだけで計算結果が集計されるので、試験ではかなり役立つ機能です。

二乗計算

QC検定の計算問題では二乗の計算が登場します。

通常の打ち方を行えば5回~8回近く入力があるのに対して、二乗計算の機能を用いれば確実に3~5回で計算が可能です。

具体的には、二乗する値→×→=と入力するだけです(三乗の場合は、続けて=の後に=をもう一度入力) 。

吹き出し左側用のアイコン

二回目の数値を入力する必要がないので、時間短縮につながります。
覚えておくと役立つので、ぜひ活用してください。

QC検定用の電卓を用意して、確実に合格をしよう

 

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

今回の記事では、QC検定で電卓が必要な理由とおすすめの電卓、検定に役立つ電卓テクニックについて解説しました。

QC検定では、計算問題が登場するため電卓の活用は必須ですが、関数電卓は持ち込みが禁止されていますので、注意してください。

電卓を活用する際は、メモリー機能や集計機能、二乗計算の機能を使用して、時間短縮を狙いつつQC検定の合格を目指しましょう。

また実際のQC検定の試験では、電卓以外にも持参する必要があるものがあります。電卓を準備する際に当日の持ち物についてもよく確認しておきましょう。

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