酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のWeb講座ってどうなの?受講者の評判を公開!

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特定の現場作業では、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の講習を受けた上で、業務を遂行します。しかし、講習会の開催日時や場所の関係で受講できず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

近年では酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のWeb講座もあり、忙しい方や遠方の方も無理せず学習できます。

今回は酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講方法をはじめ、Web講座の評判やメリット・デメリットを解説します。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講対象者

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講する必要がある方とは、酸欠になりやすい状態で建設や運搬業務を進めている方を指します。

他にも硫化水素の発生リスクがある現場で、設備修理や点検業務・製造業・清掃業などを行っている方も含まれます。

酸素欠乏症や硫化水素のリスクがある業種は幅広く、多くの作業員が受講対象者です。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育には、1種と2種があります。2種は酸素欠乏症と硫化水素中毒、どちらの危険性も含まれる現場で作業する方・1種は酸素欠乏症の危険性が含まれる現場で作業する方が対象です。また、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講・修了すると、1種に該当する現場での業務に関わることができます。

ちなみに酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習(主任者の資格)を修了している場合は、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講は不要です。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講する方法

続いては、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講する方法を紹介します。指定された会場へ向かって講習を受けるだけでなく、出張サービスなどさまざまな方法があります。

講習を受けに行く

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講する一般的な方法は、中小建設業特別教育協会などが開催している講習会を受けに行くことです。

中小建設業特別教育協会やコマツ教習所などでは毎年、全国のセンターや教育会館など中小規模の会場で講習会を開いています。講習料金は平均1万円前後です。

以下にいくつかの講習開催団体と開催会場をまとめました。

■中小建設業特別教育協会 https://www.tokubetu.or.jp/kyoiku/shubetsu_sanketsu.html ・講習料金:9,500円(教材費と税込み) ・講習時間:合計5.5時間

■コマツ教習所 https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/KkjReservation/Subjects/special/CourseDetailSpecialOxygenDeficiency.aspx

・講習料金:要問合せ ・講習時間:合計5.5時間

■公益社団法人静岡県労働基準協会連合会 http://www.shizukiren.or.jp/course00023.html ・講習料金:10,700円(税込み) ・講習時間:合計5.5時間

出張講習サービスを使う

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を実施している団体の中には、指定した場所へ出張講習会を開催してもらうサービスも提供しています。遠方で参加できない方には、特におすすめです。

以下に出張講習サービスを実施している団体と、概要をご紹介します。

■中小建設業特別教育協会 https://www.tokubetu.or.jp/group.html ・全国各地へ出張対応 ・1回の講習で15名~80名

■一般社団法人東京技能講習会 https://www.tgkk.or.jp/ ・全国各地へ出張対応、土日祝日対応 ・1回の講習で下限10名

■きらめき労働オフィス http://www.kirameki-sr.jp/tokubetsukilyouiku.html ・依頼企業へ直接訪問 ・1回の講習で下限12名

上記の出張サービスを見ても分かりますが、受講人数に下限があるため人数が集まらないと開催できない可能性もあります。そのため出張講習サービスを利用する時は、規定の人数以上集まるか注意しましょう。

自社で講義を行う

会場が遠く出張講習サービスも開催できない人数の場合は、自社で講義を受ける方法も検討してみてください。

労働災害に関する団体の中には、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の講師として活動できる講習会を定期的に開催しています。

たとえば中央労働災害防止協会 (https://www.jisha.or.jp/oshec/course/o8620_sanketsu.html)が実施している酸素欠乏危険作業等特別教育インストラクターコースは、受講することで講師として講習会を開催可能です。

酸素欠乏危険作業等特別教育インストラクターコースは、64,900円の受講料・3日間の研修で修了証を受け取ることができます。そして、修了証を受け取った方は、自社で酸素欠乏作業特別教育の講師として、講習会の実施や教育できるようになります。

つまり自社で講師となる方を養成してもらい、酸素欠乏作業特別教育の講習を受ける方法もあります。

Web講座を利用する

近年では酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の講習を開催している団体も、Web講座を始めています。

Web講座の良さは、講習の開催場所を選ばない点です。

通常の講習会は、基本的に仕事終わりや休日・有給を取得しなければ講習会に参加できません。

一方Web講座は、インターネット環境とパソコン・タブレットがあれば、自宅やオフィスで受講可能です。また、あらかじめ収録された動画とテキストを中心とした講座のため、任意のタイミングで学習を始めたり止めたりできるのも魅力的です。

次の項目では、Web講座の評判やメリットとデメリットを詳しく紹介します。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座の評判

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の講習を受ける予定の方の中には、まだWeb講座に対して不安や正しく学べるか疑問に感じているかと思います。

そこで、ここではSATが実施しているWeb講座、「酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育講座」を受けた方の感想をご紹介します。

SATの公式サイトには他にも酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育受講者の評判が載っています。下記のページで他の受講者の感想を読むことができますので、是非参考にしてください。

https://s-k-y.tokyo/ec/sanketu (11 受講生の声)

【メリット】 各評判から、Web講座の利用メリットをまとめます。 1.仕事で忙しい状況でも自宅で手軽に学習できる 2.受講料は交通費などが無く比較的手ごろ 3.要点がまとめられていて分かりやすい 4.テキストに加えて動画解説もあり覚えやすい 5.講座内容の質が高い 

【デメリット】 また、各評判から見えるデメリットもご紹介します。 1.動画再生に関する操作方法が分かりにくいと感じるケースもある

評判とメリット・デメリットを参考に、中立的な視点でWeb講座の利用を検討してみてください。

Web講座を受けたら修了証をもらおう

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のWeb講座を実施している多くの団体は、受講後の修了証発行手続きまで対応しています。

また、発行手続きは専用ファイルをメールで送るなどPCを使って完了することができるため、外部にわざわざ足を運ぶ必要はありません。そのため、仕事で忙しい方も合間を見て進めることが可能です。

修了証には、氏名や住所、交付日などが記載されていて、3年間の保管義務があります。紛失しないよう丁寧に保管・管理しておきましょう。

まとめ

酸素欠乏症や硫化水素の危険性がある現場で作業を行う場合は、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講が必要です。多くの団体で、全国各地で講習会を開いていたり出張サービスを実施していたりしますが、忙しい方や受講人数の関係で受けられないこともあります。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のWeb講座は、インターネット環境とパソコン・タブレットがあれば、いつでも受講可能です。また、受講料は一般的に1万円未満ですので、金銭的負担を抑えながら学習できます。

労働安全衛生法で定められている特別教育ですので、業務上必要な方はWeb講座でスマートな勉強方法を選んでみてはいかがでしょうか。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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