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消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間と勉強方法

消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間と勉強方法

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消防設備士乙種6類は、消火器に関する資格です。

消防設備士乙種6類試験は、筆記試験と実技試験の2種類あります。試験に合格するためには、限られた勉強時間でテキストを用いて効率的に勉強する必要があります。

試験の出題範囲や勉強方法についての情報を集め、試験本番までの勉強計画を立ててから対策をスタートしましょう。

そこで今回は、消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間と勉強方法について解説します。

消防設備士乙種6類試験の出題範囲はどこから勉強するべき?

まず、消防設備士乙種6類試験の出題範囲を詳しく見ていきましょう。

消防設備士乙種6類試験の出題範囲

消防設備士乙種6類試験の出題範囲と配点については、次のとおりです。

試験科目(乙種6類) 出題数 合格基準
筆記試験 基礎的知識 機械に関する部分 5問 正答率が出題数の40%以上
消防関係法令 共通部分 6問 正答率が出題数の40%以上
6類に関する部分 4問
構造・機能・及び工事・整備の方法 機械に関する部分 9問 正答率が出題数の40%以上
規格に関する部分 6問
合計 30問 正答率が出題数の60%以上
実技試験 鑑別等 5問 正答率が出題数の60%以上

上記が出題範囲と配点です。
全体だけでなく、科目ごとに合格ラインが定められているため注意しましょう。

筆記試験が合格していないと実技試験が採点されない

消防設備士乙種6類では、筆記試験と実技試験の2種類あります。

ここで1つ注意しておかなければいけないことは「筆記試験に合格していなければ実技試験は採点されない」ということです。

仮に筆記試験の総得点で合格ラインに到達していたとしても、各科目で40%の正答率に達していない場合は、不合格とみなされ実技試験は採点されません。

消防設備士乙種6類に合格するために、各科目のポイントを押さえて点数を稼ぎましょう。

どの科目から手を付ける?

では、消防設備士乙種6類の勉強はどの科目から始めるべきでしょうか?
結論としては、筆記試験の「消防関係法令」から勉強するのがベストです。

消防関係法令は、消防設備士に必要な知識が多く詰まっている科目なので、初めて受験する方が最初に勉強する科目としては最適でしょう。

消防関係法令に登場する知識を身に付けてから、「基礎的知識」や「構造・機能・及び工事・整備の方法」について勉強してください。

消防設備士乙種6類試験に合格するために必要な時間と方法

続いて、消防設備士乙種6類試験に合格するために必要な勉強時間と勉強方法について解説します。

必要な勉強時間と勉強のポイントをそれぞれ確認しましょう。

消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間

消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間の目安としては「1日2時間以上の勉強を10日以上」といわれています。

これよりも少ないと合格は厳しいでしょう。
ただし、社会人の方は1日2時間以上の勉強を継続するのは困難です。

そういった場合には、1日1時間程度の勉強でも問題ありません。

勉強する期間を3週間~1ヶ月まで伸ばす必要はありますが、1日長時間の勉強をするよりもモチベーションは維持しやすくなります。

最初は1日30分だけでもよいので勉強する習慣を身に付けてください。

【筆記試験】科目ごとの勉強方法

次に、筆記試験で登場する各科目の勉強方法とポイントについてです。

消防関係法令は、問題で登場する用語をしっかりと覚えて意味を理解することが大切です。

全科目の中でも受験者を悩ませる用語が一番多く登場するので、自分自身で分かりやすくまとめておきましょう。

基礎的知識の科目では、計算問題が登場します。

物理の問題と類似したものが多く、公式に当てはめるとすぐに解ける問題ばかりなので、難易度としては高くありません。

問題集を用いて、計算問題の出題パターンを把握しておきましょう。

最後に、構造・機能・及び工事・整備の方法についてですが、これは消火器の機能を正確に把握することが大切です。

消火器の働きや消火薬剤の種類、消火作用について自分なりにまとめておくことで、効率的に攻略できるでしょう。

ポイントを押さえて科目ごとに点数を稼いでください。

実技試験のポイント

実技試験に合格するために最も重要なポイントは「消火器の名称と特徴をセットで理解する」ことです。

実技試験では、消火器の写真を掲載して名称や特徴について問われます。

その際に、いずれか片方だけの知識だけでは、問題を解けません。
名称と特徴の両方について、知識を結び付けておくことが大切です。

テキストや過去問題、動画やスマホなどを活用して少しずつ知識の幅を広げていきましょう。

ひたすら過去問題を解く

これは、筆記試験と実技試験の両方にいえることですが、試験では過去問題と類似した内容が多く出題されます。

そのため、試験勉強はテキストを用いるだけでなく、過去に実施された問題を多く解いておくと効率的です。

3~5年分の過去問題を解くと似たような問題に遭遇するため、こういった出題率の高い問題を入念に対策しておくことで点数を稼げます。

この後のセクションで紹介するテキストや問題集を用いて勉強をしてください。

多くのメディアで隙間時間に勉強する

近年ではインターネットが普及し、多くのメディアを活用して隙間時間で勉強できる時代に移り変わりました。

資格試験についても例外ではありません。
消防設備士乙種6類では、スマホやパソコン、タブレットを用いて勉強できます。

通学や通勤時間の交通機関内では、場所を取らずに勉強したいというのが受験者の本音です。

そういった際には、自分のスマホやタブレットを有効活用して、消防設備士乙種6類の合格に必要な知識を身に付けてください。

消防設備士乙種6類のおすすめ教材

先ほどのセクションでは、消防設備士乙種6類の勉強方法について解説しましたが、勉強する際におすすめの教材はどれでしょうか?

ここでは、消防設備士乙種6類の勉強に役立つ教材について紹介します。

わかりやすい!第6類消防設備士試験



わかりやすい!第6類消防設備士試験
この参考書は、弘文社が出版している消防設備士乙種6類のテキストです。

テーマごとに出題頻度の高い項目をわかりやすく解説しているだけでなく、豊富な図解と語呂合わせを用いているのが特徴です。

語呂合わせで効率的に暗記できるため、初心者や独学の方を中心に受験者の多くから人気を集めています。

「筆記試験と実技試験の内容を1冊で効率良く勉強したい」といった方は、このテキストを用いて勉強しましょう。

消防設備士6類超速マスター


消防設備士6類超速マスター
この参考書は、消防設備士研究会が出しています。

このテキストを用いることで、学歴や実務経験を必要としない消防設備士乙種6類を予備知識ゼロからでも効率的に学習できます。

また、インプットした知識をすぐにアウトプットするために、各項目で問題を掲載しているのも特徴です。

「図を豊富に用いた参考書で問題も一緒に解き進めたい」といった方は、このテキストを用いて勉強しましょう。

本試験によく出る!第6類消防設備士問題集


本試験によく出る!第6類消防設備士問題集
このテキストは、弘文社が出版する消防設備士乙種6類の試験によく出る問題をまとめて掲載した問題集です。

筆記試験だけでなく、実技試験の鑑別なども一緒に勉強できるのが特徴です。

重要なポイントにおいては、語呂合わせを用いて詳しく解説されているため、基礎知識から幅広い知識までを実戦形式で学習できます。

このセクションで紹介した参考書と一緒にこの問題集を用いることで、勉強の効率は大幅にアップするでしょう。

まとめ

今回の記事では、消防設備士乙種6類の勉強方法と勉強時間について解説しました。
記事の内容について、もう一度ポイントを見ていきましょう。

消防設備士試験乙種6類はどこから勉強すべき?

NO ポイント
1 合格基準は、全体で60%以上かつ各科目で40%以上
2 筆記試験に合格しないと実技試験は採点されない
3 勉強は筆記試験の「消防関係法令」から始めるのがベスト

消防設備士乙種6類試験に合格するための時間と方法

NO 時間と方法
1 勉強時間の目安は「1日2時間の勉強を10日以上」
2 筆記試験は各科目のポイントを押さえて点数を稼ぐことが大切
3 実技試験は消火器の名称と特徴をセットで覚えることが大切
4 勉強は過去問題とテキストを併用することで効率がアップする
5 スマホやパソコン、タブレットを活用すると隙間時間に勉強できる

消防設備士乙種6類のおすすめ教材

NO 教材名
1 わかりやすい!第6類消防設備士試験
2 消防設備士6類超速マスター
3 本試験によく出る!第6類消防設備士問題集

消防設備士乙種6類は、勉強せずに合格できる試験ではありません。
しかし、試験本番までに継続して勉強することで合格する力は身に付きます。

今回の記事で紹介した勉強方法やテキストを用いて、消防設備士乙種6類を計画的に攻略しましょう。

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