衛生管理者

【衛生管理者】おすすめ問題集と選び方のポイント

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会社からある日突然「衛生管理者を取ってくるように」と言われて、慌てて試験概要などを調べている方も多いと思います。第一種の合格率は例年50%前後です。意外と高いと思われる方も低くて不安を感じる方もいらっしゃると思います。

ですが、心配する必要はありません!二人に一人の合格率なら合格する側に入ればいいだけのこと。この記事では問題集の選び方やおすすめの問題集など、効率よく、できれば一回で合格するための秘訣をまるごとご紹介します。

衛生管理者の問題集選びのポイント

どんな資格にも当てはまることですが、合格するための第一歩は「問題集選び」です。ここでつまずいてしまうと、合格までの道のりが長くなってしまいます。また、資格によっても問題集選びのポイントは変わってきます。

ここからは、「衛生管理者」に特化した問題集選びのポイントを3点に絞って解説していきます。このポイントを押さえた上で、ご自身に合ったものを選んで合格への相棒としてください。

要点を絞って簡潔に説明してくれている

ひとつ目が要点を絞って簡潔に説明していることです。当たり前に感じるかもしれませんが、詳しく解説していきます。

衛生管理者の試験科目は「労働生理」「関係法令」「労働衛生」から成ります。このうち、関係法令は文字通り法令問題です。暗記が重要になってきますが、関係する法令全てを司法試験のように暗記することは難しいです。

できる方はして頂いて構いませんが、ほとんどの方は働きながら限られた時間の中での学習になってくると思います。“要点を絞って”という意味は、単純に簡潔であることを意味しているのではなく、試験に頻出する覚えるべきポイントを絞ってくれているということです。

もっと具体的にいえば、出版社や筆者が毎年の試験傾向を分析し、ここだけ勉強すればいいですよということを教えてくれているということです。

図や表を効果的に使っている

二つ目は図解が豊富であるということです。特に「労働衛生」に関する問題は、解剖生理学に近いものがあります。医療・福祉系など解剖生理学の基礎を学んだことがある方にとっては得点しやすい科目になりますが、人事や労務に長年携わってこられた方には覚えにくい科目だと思います。

長い文章だけをみてもなかなか理解が進みづらいですが、図解を多用している問題集は、労働衛生を苦手な方にはおすすめの問題集になります。

最新の頻出傾向を押さえている

三つめは最新の頻出傾向を押さえていることです。

見極めるポイントとしては、「該当年に最新の改訂版」が出ていることです。何度か改訂はされていても、直近の改訂が数年前であれば試験を受ける年度の傾向には対応していません。また、よさそうな問題集であっても、その問題集が初版の場合は何年も分析してくれている問題集にはかないませんので、繰り返し改訂が行われているものの中から最新版を選びましょう。

そして、もっとも重要なのは「頻出傾向を押さえている」ことです。要点の項目でも少し触れましたが、問題集の良しあしは「いかにその資格の試験問題を分析してくれているか」にかかっています。

自分の代わりに毎年の傾向を分析し、よく出題される問題を押さえてくれている問題集をやるのと、科目全域にわたって全てを網羅している問題集とでは、合格への道のりが大きく変わってきます。

時間がない方ほど、最新の頻出傾向を押さえている問題集を選ぶことをおすすめします。

衛生管理者のおすすめ問題集

ここまで、問題集の選び方のポイントを解説してきましたが、ここからは具体的に先述のポイントを押さえてくれていて、かつ内容が良い問題集を具体的にピックアップしてご紹介します。

『第1種衛生管理者 集中レッスン ’19年版』
加藤 利昭 (監修), コンデックス情報研究所 (著)

もし参考書と問題集を一冊ずつしか買うつもりがないなら、自信をもっておすすめできるのがこの一冊です。資格試験というのは当然その資格独自の専門用語が沢山出てきます。細かいことではありますが、この参考書では読みづらい単語にフリガナがついています。

当然、図解も豊富ですし要点を絞って、頻出する用語やポイントは赤の太字になっています。他に調べる必要がなく、過去問でつまずいてもこの参考書に戻れば理解できます。

『衛生管理者過去問題と解説 第1種』
加藤 利昭 (著)

上記の集中レッスンを監修した加藤氏が著者です。試験勉強は参考書と問題集を別々に行うのを個人的にはおすすめしています。問題集をまとめることと試験問題を分析して参考書を作成することとは基本的に別物だからです。

両方を網羅しているから一冊で済ませたいという方もいらっしゃるとは思いますが、そういった問題集はどちらの内容も薄いという傾向があります。参考書と問題集を一冊ずつ決めてやりきりたいという方には、このセットがおすすめです。

『7日間完成 衛生管理者試験合格塾 』
山根 義信 編著 (著)

この著者は衛生管理者試験では知らない人はいないほど有名な方です。テキストは分かりやすく、図解も豊富なので、信じて間違いのない一冊です。

『第1種衛生管理者試験問題集(平成31年度版) 解答&解説』
中央労働災害防止協会

毎年最新版が発行されています。内容は直近から5年分の実際の過去問なので、どのような問題が出るのか、また傾向を把握しやすいです。やり込むことをおすすめしますが、購入したら勉強前にまず解いてみると、どういった問題があるのか分かるので、その後の勉強の効率もあがります。

『猫でもわかる第1種衛生管理者合格テキスト+問題集 (国家・資格シリーズ 417)』
二見 哲史 (著)

国家資格を中心に参考書と問題集がセットになっているものです。図解も多く、語呂あわせなども多彩なので、試験勉強から長く離れている方でも勉強しやすい一冊になっています。

こちらは、第一種と同じシリーズで第二種も出ているので、第二種からチャレンジされる方にはおすすめの入門書です。

衛生管理者を効率よく勉強するなら通信講座がおすすめ

独学は自分を管理して継続できる人には向いていますが、難しい方も多いと思います。かといって時間がないからどこかに通うのは厳しい。そんな方には通信講座がおすすめです。

SATの通信教育なら最短7日間で合格ラインに到達できます。頻出ポイントは講師陣が分析してくれているから安心ですし、何よりひとりじゃないことを実感できます。分からないところを個別で質問できる通信講座のサービスもありますので、おすすめです。

文章を読んで理解するのが苦手だという方でも、通信講座であれば動画で講師の講義を聞くことができます。理解がしやすいと勉強するモチベーションも上がり、毎日コツコツと勉強を続けやすくなります。

通信講座で扱う教材も、イラストや図表が豊富に取り入れられていて分かりやすく工夫されているものがありますので、ご自身に合った教材を見つけてみましょう。

まとめ

資格試験の勉強は大変ではありますが、参考書や問題集を正しく選ぶことができれば、難しい事ではありません。ですが、正しい問題集を選ぶにはいくつかのポイントを押さえることが大切です。

金額・厚み・見やすさなどで選びがちな問題集も、この記事でご紹介したポイントを参考にすれば、合格へのイメージが湧きモチベーションもあがります。

とはいえ、独学を継続することは楽な選択ではありません。最短でかつ合格しなければならない方は、専門の講師が衛生管理者試験の傾向分析をしっかりと行い、押さえるべきポイントに絞ってくれている通信講座がおすすめです。

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