エネルギー管理士の勉強で必要不可欠なのが参考書です。
しかし、エネルギー管理士の参考書は種類が多いため、どれを選択したら良いか分からない方もいるでしょう。
そこで今回は、エネルギー管理士の参考書の選び方とおすすめの参考書、さらにはオンライン(Web)で受講できるWeb講座についても解説します。
目次
エネルギー管理士の参考書選びのポイント
まず始めに、エネルギー管理士の参考書選びのポイントについて説明します。
大切なポイントは全部で2つです。この2つを守れば、参考書選びに失敗する可能性はかなり少なくなるでしょう。
どちらも大切なので必ず確認してください。
1. 最初は説明が簡単な参考書を選ぶ
エネルギー管理士試験は、合格率が30%前後の試験となっており、しっかりとした試験対策が必要です。最初から知識を詰め込みすぎると理解できずに勉強が進みません。説明が簡単な参考書を選び、徐々に知識を付けていきましょう。
エネルギー管理士の試験には熱分野と電気分野があります。どちらも必須共通課目が1科目、それぞれの選択科目が3科目の計4科目で構成されています。
最初に選ぶ参考書は「4科目が一括で収録されている参考書」がおすすめです。
これは、勉強を始めて間もない段階で各科目収録の参考書を選ぶと、詰まる可能性が非常に高くなり、また、費用も多く掛かってしまうためです。
重要なポイントがまとめられている参考書を読むだけでも、問題を解けるだけの力は身に付きます。
最初はとにかく基礎を固めましょう。
2. 詳しい参考書で不足部分を補足する
エネルギー管理士は他の国家資格同様に、過去問を使った勉強が基本になります。しかし、ポイントを絞った参考書と過去問だけで勉強を進めていると、必ず苦手な分野が出てきます。
そして、この苦手な分野は人それぞれで異なります。そういった際に、苦手科目の内容が詳しく解説された参考書を使いましょう。
各科目収録の参考書は、1科目だけにポイントを絞っているため、非常に詳しく解説されています。
苦手分野の応用力は、こういった方法で鍛えましょう。
では、エネルギー管理士の参考書はどういった物があるのでしょうか?
ここからは、おすすめの参考書を5つ紹介します。
エネルギー管理士の参考書
ここでは、エネルギー管理士の参考書をいくつか紹介します。
説明が分かりやすく、人気の物をピックアップしているので、先ほど解説した参考書の選び方を参考にして、自分にあった物を選びましょう。
エネルギー管理士試験 徹底研究
この参考書は情報量が多く、イラストも適度に使用されているため、この1冊と過去問題があれば合格できるだけの力は身に付きます。
また、4科目収録の参考書であるためコスパも優れており、受験者の中で「迷ったらコレ」という意見も飛び交うくらいに信頼が集まっています。
徹底研究から始めてみて、苦手な科目が出てきたら1科目だけの詳しい参考書で勉強するといった方法が効率的でおすすめです。
エネルギー管理士 試験講座シリーズ
この参考書は各科目が1冊ごとに収録されているため、全科目を購入すると費用は掛かってしまいますが、苦手な分野を克服する際の参考書としてはおすすめです。
1冊単位で購入すると、コスパも悪くありません。
また、出版社が試験を運営している省エネルギーセンターであるため、この参考書の内容は確実に試験に出題されます。
熱分野・電気分野のいずれかを受験する方は、詳しく勉強したい科目に使用してください。
エネルギー管理士 徹底マスターシリーズ
エネルギー管理士 徹底マスター エネルギーの総合管理及び法規
この参考書は、1科目単位で収録されており、それぞれが徹底的に解説されています。
上記は「エネルギー総合管理及び法規」のため、電気分野と熱分野の両方に対応していますが、他のシリーズは電気分野専門の科目の参考書として、各科目ごとに1冊ずつ出版されています。
4科目分を一括で購入するのはおすすめできませんが、選び方のポイントでも解説したように、詳しい参考書で苦手分野を勉強する際には最適の参考書です。
1科目単位で収録されていることによる情報量と解説の分かりやすさ、イラストの豊富さからも受験者から人気を集めています。
苦手な分野を克服したい方は、このシリーズから1冊を選んで勉強してください。
エネルギー管理士 超速マスター
この参考書は、各科目の試験に出やすい分野を1冊にまとめた参考書です。
そのため、理解しづらいといった問題が発生しがちですが、この参考書は図を多く用いることでそれを解決しています。
図が多い参考書に対して、分かりやすいと感じる受験者は多くいらっしゃいます。演習問題もこの1冊で行えますので、お得感はあります。
問題数が少ないため、問題集が不必要とは言い切れませんが、ある程度の応用力までならこの参考書で身に付くでしょう。
参考書だけでは理解できない場合は通信講座がおすすめ
ここまでは、おすすめの参考書について紹介しました。
ただし、受験者の中には「参考書だけで合格できる自信がない」といった方も少なくありません。
特に、熱分野を受験する初心者の方には、「試験の難易度が難しく参考書だけでは理解できない」といったこともあります。
そういった方におすすめなのが、SATのオンライン(Web)通信講座の受講です。
通信講座は受講料が発生しますが、講師の説明を動画で視聴できるため、参考書だけを用いての独学よりもはるかに分かりやすく、効率がアップします。
さらに、スマートフォンやタブレットでも視聴できるので、通勤途中の電車やバスなど、勉強する場所を選びません。
また、受講を申し込んでから30日間は返金保証付きなので、一回申し込んで「この講座は違うな」と感じたら受講をキャンセルすることが可能です。
独学で勉強して受験を繰り返すのであれば、1度通信講座を受講して勉強した方がモチベーションも上がるため、おすすめです。
講義のサンプル動画も公開されています。
短時間で効率の良い勉強をしたい方は、通信講座を受講して勉強してください。
参考書や通信講座を使ってエネルギー管理士になろう
今回の記事では、エネルギー管理士の参考書の選び方とおすすめの参考書について解説しました。
参考書選びのポイントは以下になります。必要な参考書を揃えたら、後は勉強をするだけです。
エネルギー管理士の参考書選びのポイント
- 最初は説明が簡単な参考書を選ぶ
- 詳しい参考書で不足部分を補足する
- 参考書だけで理解できない人は通信講座を受講する
エネルギー管理士は、過去問と類似した問題が出題されるため、勉強の基本は過去問を中心に行いましょう。また市販の参考書だけで不安な方は、通信講座の利用も検討をしてみてください。